昨今のコロナ禍で、多くの企業はテレワークの推進が急務となりました。そこで注目されているのがビジネスチャットツールの「チャットワーク」です。
チャットワークは幅広いビジネスシーンで使用されており、多くの中小企業で導入されています。今回はチャットワークをまだ導入していない方やチャットツールの導入を検討している企業に向けて、チャットワークを詳しく解説していきます。
中小企業向けのビジネスチャット「チャットワーク」
チャットワークは、国内利用者数No.1のビジネスチャットツールです。
シンプルな機能とわかりやすい操作が特徴となっていて、メールなどのコミュニケーションツールと比べてスムーズなやりとりが可能。システムが苦手な方でも簡単に利用できることを売りにしています。
また、チャットワークはスマートフォン版アプリもリリースされており、外出中にも簡単に連絡をとることができます。
さらにチャットワークではメッセージのやり取りだけでなく、PDF、画像、動画などのファイルをチャットワーク上で送信可能。タスク管理、ビデオ通話、音声通話などの機能もあります。
クラウドストレージやWeb会議ツールとしても活用できるので、非常に汎用性の高いビジネスツールといえるでしょう。
チャットワークには無料プランと有料プランがある
チャットワークの料金プランには無料の「フリープラン」、企業向けの「ビジネスプラン」、さらに多くの機能が使用できる「エンタープライズプラン」の3つが用意されています。
チャットワークの「無料プラン」でできること
フリープランには以下のような機能制限があります。
- 累計7グループチャットまで
- 1対1のビデオ通話・音声通話(複数人での通話は不可)
- ストレージは5GBまで
フリープランと有料プランの最も大きな違いは、グループチャット数の制限です。フリープランでは合計7個までグループチャットに参加することができます。
コンタクトは無制限で送信でき、2段階認証機能を使える点は有料プランと同じです。社内のみで使用する場合や、少人数のチームで活用するだけならフリープランでも問題ないでしょう。
チャットワークの「有料プラン」でできること
チャットワークの有料プランは「ビジネスプラン」と「エンタープライズプラン」の2つがあります。フリープランでも汎用性が高いチャットワークですが、よりビジネスシーンで活躍するのがこの有料プランです。
フリープランでは計7個までグループチャットに参加できますが、有料プランでは参加グループチャット数の制限がなくなります。ストレージも10GBまで拡大され、制限や容量をほとんど気にせず活用できるようになるでしょう。
「エンタープライズプラン」はさらにセキュリティ機能が強化され、社外ユーザーの端末制限や組織内のチャットワークユーザーが参加しているチャットの内容を管理者アカウントが閲覧できる「チャットログ・エクスポート機能」が追加されます。
Slackにはない「タスク管理機能」
チャットワークと比較されやすいツールに「Slack」があります。Slackもチャットワークと同様に多くの企業で導入されていますが、チャットワークにはあってSlackにはない機能が「タスク管理機能」です。
チャット画面に表示されている「タスク管理アイコン」をクリックすると、タスクを確認・登録することができ、チャットのメッセージをそのままタスク化させることもできます。
チャットワークとは別にタスク管理アプリを使う必要がなくなるのは便利ですね。この機能はフリープランでも利用できます。
新型コロナウイルスの感染者は減少傾向にありますが、まだまだ予断を許さない状況が続くと予想されます。今後もコロナ禍以前の生活スタイルが戻るとは考えにくく、企業側も柔軟な対応が求められます。
在宅勤務の効率を向上させるためにも、チャットワークなどの汎用性に優れたコミュニケーションツールの導入を検討してみてはいかがでしょうか。