商品を手に取ってしまうPOP
ヴィレッジヴァンガードというお店に入ったことがありますか?
本やら雑誌やら雑然とした品揃えですが、行くと何かに出会える場所です。
店舗で重要な役割を果たしているのがPOP。
独自の視点でコメントしてくれていたりして、
つい、商品を手に取ってしまいます。
たとえば、これ(画像)
こんなコピー見たら手に取ってしまいませんか?
海外のメールマガジンの事例
メールマガジンには、
HTML形式とテキスト形式がありますが、
HTML形式の場合、写真が入っていたりして、見やすい構成となっています。
その際、ほとんどのメールマガジンでは
「詳しく見る」という文言のボタンや「商品名」そのものをリンククリックの対象とさせているのですが、
少し工夫するだけで中身(商品)が気になるようになるものです。
まさにヴィレッジヴァンガードのPOPのように。
海外の事例になってしまいますが、
毎度見事だなと思うのが、InVisionというツールを制作している
デザイン系会社のメールマガジンです。
言葉のセンスが突き抜けているのです。
例えば、
「Weekly design inspiration(今週のデザインインスピレーション)」
という記事タイトルに対して「詳細を見る」ではなく
「EXPAND YOUR WORLD(世界を広げよう)」というリンク文言でクリックを誘導しています。
タイトルだけでも興味が惹かれますが、
リンク文言と組み合わさることで、さらに一歩クリックしたい気持ちが高まると思いませんか?
日本のメールマガジンでやっているところを見たことがありません。ほとんどが
「詳しく見る」「内容を見る」「記事名」に対してそのままリンクをつけているだけです。
上記に挙げたヴィレッジヴァンガードも自社のメールマガジンでは、リンク文言は商品名が出ているだけですし、毎回素敵なHTMLメールを送ってくれる無印良品なども同じです。
だからこそ、ここに力を入れることで、
読み飛ばされがちなメールマガジンのクリック率が大きく上がると思うのです。
実際どうするか
重要なのはキュレーターとしての視点を持つことなのだと思います。
あるものを、どういう視点で紹介するのか。
Invisionほど尖った内容にする必要はありません。
例えば、このwePRESSにおける記事の紹介も
少し説明を加えて、リンク文言を設置すると、
クリック率が上がるはずです。
あえて今もDVD教材を販売し続ける理由
→そのうちオンリーワン
WEB制作においての「校了」とは?
→制作業の理想と現実
ちょっと気になってくれましたか?
私自身は言葉のセンスがもう少し必要なことを自覚しましたが、みなさん、自社のメールマガジンを見直してみてはいかがでしょうか?