検索順位が大幅に下がるかも!? 2021年3月末に強制移行される「モバイルファーストインデックス」

モバイルファーストインデックスとは、GoogleがWebサイトの検索順位を決定する際に、PCサイトではなくスマホサイトを基準に評価する方針のことをいいます。よくMFIなんて略したりもします。

MFIは2018年3月から準備のできているサイトを対象に移行が進められてきました。

そして2021年3月末よりモバイルファーストインデックスに強制移行されることが決まっています。もともとは2020年9月に強制移行予定だったのですが、世界中が新型コロナウイルスの影響を受けている真っ只中だったということもあり2021年3月末へと延期されたのです。

強制移行する理由はもちろんPCからインターネットを利用する人よりも、モバイル端末からインターネットを利用する人が圧倒的に多くなったから。スマホサイトを基準に検索順位を決めたほうが多くの人に親切になるからです。

モバイルファーストインデックスに移行されるとどうなる?

モバイルファーストインデックスに移行されるとどうなるのかというと、PCからしか表示することができないサイトは、モバイル端末から検索した際の検索結果に表示されなくなることが考えられます。

ただしこれはスマホ対応していないサイトのことを指しているわけではありません。スマホ対応していないサイトでもモバイル端末から表示することができれば、検索結果に表示されなくなるということはないと思われます。

ですが、モバイル端末からは見にくいサイトだと判断され、モバイル端末での検索時の順位が下がる可能性は高いでしょう。

そのほかにも、リンクボタンや文字が小さかったり、PCサイトとスマホサイトで掲載されている情報が異なったり、スマホで操作しにくいサイトはモバイルファーストインデックス移行時にGoogleからの評価が下がる可能性が高いです。

「モバイルフレンドリーテスト」を試してみましょう

運営しているWebサイトがGoogleからモバイル端末向けだと判断されているかどうかは、Googleが提供している「モバイル フレンドリ ーテスト」というページで確認することができます。

モバイル フレンドリー テスト
https://search.google.com/test/mobile-friendly?hl=ja

調べたいサイトのURLを入力し「URLをテスト」というボタンを押せばすぐ診断してもらえます。

試しにwepRESSのURLを診断してみたところ「このページはモバイル フレンドリーです」と表示されました。このように表示されればまったく問題ありません。

もし問題があると表示されてしまった場合は、モバイルファーストインデックス移行後にモバイル端末からの検索順位が下がり、PVやコンバージョンの低下につながる可能性があります。

PCとスマホで情報が異なるサイトは要注意

▲モバイルフレンドリーではないと診断された例

ちなみにレスポンシブデザインで制作されたWebサイトもモバイル向けに最適化されているとみなされます。スマホサイトを作った記憶がなくても、スマホで見やすく使いやすい状態になっていれば問題なしと判断される可能性が高いです。

逆に、スマホサイトが普及し始めた頃はPCサイトとスマホサイトでURLを分け、簡易的な内容にまとめたものをスマホサイトとして公開することがありました。このパターンの場合は要注意。豊富な情報が掲載されているPCサイトより、簡易的な情報を掲載したスマホサイトが優先してインデックスされてしまいます。そうなるとPCサイトだけに掲載されている豊富な情報が無駄となり、検索流入にも影響が出る可能性が高いでしょう。

自社サイトのモバイルフレンドリーテストの結果が悪かった場合はなるべく早めにWeb制作会社に相談してみてください。制作会社や担当者と連絡が取れずにお困りの場合は弊社(株式会社ランドガレージ)でも対応させていただきますので、お気軽にご相談を。

株式会社ランドガレージ コンタクトフォーム
https://www.landgarage.co.jp/contact/

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