Apple Music、Spotify、LINE MUSICなどなど、音楽のサブスクリプションサービスは音楽の楽しみ方のひとつとしてすっかり定着した感があります。
先日も星野源さんの音楽がサブスク解禁されるなど、大物ミュージシャンが次々にサブスクを解禁している流れも利用者を増やす要因となっているのは間違いないでしょう。
大物ミュージシャンがなかなかサブスクを解禁しないでいたのは、サブスクで再生されても利益率が低いからだと言われていました。
利用者は月額を支払えば聴き放題になるのであまり気にしない部分ですが、音楽サブスクサービスで音源を配信しているミュージシャンにはどのくらいの利益がもたらされるのでしょうか。
気になったので調べてみると、以下のページに詳しくまとめられていました。
音楽サブスクの再生単価はどう決まるのか?
https://note.mu/strkrt/n/n1c5c71b69270
記事の冒頭で1再生あたりの単価が0.2~1.2円とされていますが、これは有料会員が音楽を再生した総回数によって左右されるようです。
「有料会員になっているけどほとんどサービスを利用していない」という人が多いサービスほど再生単価が高くなりますし、同じサービスでも月ごとに再生単価が変わっていくことになります。
ざっくりまとめると、現在は1再生あたり平均1円程度。あまりサービスを利用しない有料会員が今後増えれば単価が上がり、逆に有料会員が今まで以上に音楽を聞くようになれば単価が下がっていきます。
1再生1円として考えると、10曲入りのアルバムをフルで聞いても権利者には10円程度しか入らず、そこからさらに権利者で分配されることになるわけですから、なかなか厳しい世界ですね。
ちなみに、2019年7月からLINEスタンプのサブスクサービス「LINEスタンプ プレミアム」が提供開始され、月額240円でLINEクリエイターズスタンプが使い放題できるようになりました。
LINEクリエイターズスタンプの制作者に入ってくる「LINEスタンプ プレミアム」による分配金額も同様に、有料会員がスタンプを使った総回数によって単価が変わるシステムとなっています。
LINEスタンプのクリエイターに向けたガイドラインには、以下の計算式が明記されていました。
(「LINEスタンプ プレミアム」売上総額の30%)× (①/②)
①:本コンテンツを送信した「LINEスタンプ プレミアム」に加入しているユーザー数
②:「LINEスタンプ プレミアム」の対象コンテンツを送信した「LINEスタンプ プレミアム」に加入しているユーザー総数(各対象コンテンツ毎に算出したユーザー数の合算)
実は私もいくつかLINEスタンプを作っているのですが、「LINEスタンプ プレミアム」によってどのくらいの収益が発生するのかこっそり楽しみにしています。