レスポンシブウェブサイトの普及によって、色数が少なくフラットなカラーリングが好まれるようになり、それに合わせて色数が増える手法が比較的控えられる傾向になっています。
そこで今回は、「デュオトーン」という最近流行したデザイン手法についてです。
デュオトーンは「Duo ふたつの」「Tone 色」をあわせた言葉で、ベースとなるミドルトーンとハイライトカラーの2色を使用したデザインや画像処理の事を指します。インクのカラー数を2色のみに制限して出力した印刷業界での「2色刷り」とほぼ同じ表現手法で、デザインとしては目新しいものではありません。
ウェブデザインにおいてデュオトーンが流行したのは、レスポンシブウェブサイトとの相性が良かったからで、カラー数を増やすことなく単純なフラットデザインのウェブサイトとの差別化を図ることができます。
特定のカラーで世界観を主張できるデュオトーンは、ウェブサイトデザインだけではなく、スタートアップ企業のロゴやウェブサイト、スマートフォンアプリなど媒体を選ばず使用されるようになってきています。