「Clubhouse」というSNSが急速に流行りはじめているのをご存知でしょうか。
2020年春くらいにアメリカで誕生したSNSなのですが、日本では1月下旬くらいから注目され始め、日に日に利用者が増え続けています。
Clubhouseの特徴を簡単にまとめると以下のとおりです。
● 完全招待制のSNSサービス
参加するためには、すでにClubhouseに登録している人から招待を受けなければなりません(かつてのmixiのような感じです)
● 現在のところiOS限定アプリ
AndroidではClubhouseを始めることができません
● UIはすべて英語
日本人も多く利用していて、日本語は日本語として文字化けなどすることなく表示されますが、基本的には英語のアプリです。英語が多少はできないと苦労するでしょう
● 音声で交流をする
これがClubhouse最大の特徴といえるでしょう。Clubhouse上ではユーザーが音声会話をして交流を深めます。コメント機能やメッセージ機能、なにかの投稿に「いいね」をつける機能などは一切ありません
● あとから聞き直したりすることはできない
テレビの見逃し配信のような機能はありません。会話に参加したい方は開催されている時間に確実に参加をしなければならないのです
● 音声を録音するのはNG
Clubhouse内での会話を録音したり、会話の内容を文字で書き起こしたりすることは規約で禁止されています。その場限りの会話が繰り広げられ、記録が残ることはありません
Clubhouseでは「room」と呼ばれる会話スペースに入ることでトークを楽しむことができます。アプリを立ち上げるとタイムラインフォローしているユーザーが参加しているroomや、自身の興味に合わせたテーマのroomが無数に表示されます。
roomは全員に公開する「Open」、フォロワーだけに公開する「Social」、参加できる人を限定した「Closed」の3種類があり、公開されているroomには誰でもすぐに参加することができます。
ただし、参加した時点では会話を聞くことはできても、会話に参加して話すことはできません。入室した時点では「オーディエンス」という、トークライブの観客のような立場になります。
会話に参加するためには「挙手」し、「モデレーター」と呼ばれる管理人的な人から「スピーカー」に指名されなければなりません。
Clubhouseには各界の著名人が数多く登録していて、次から次へとroomを立ち上げています。これらにオーディエンスとして参加するだけでも、ラジオ番組やトークライブを聞いているような感覚になれます。
著名人同士でまるで電話をしているかのようにフランクな会話が繰り広げられていることも多いので、これまでのSNSよりも著名人のことをさらに身近に感じられるかもしれません。
また、挙手をしてモデレーターから指名されれば、著名人と会話を楽しんだり、直接質問や相談をすることも可能です。
もちろん身近な友人同士や、見知らぬ人との交流も楽しめます。ざっくりとしたテーマだけ決めてルームを立ち上げてみると、意外と見知らぬ人がふらりと参加してくるのです。
このときはお酒を飲みながらやっていたこともあり、立ち飲み屋で相席した人と盛り上がっているような感覚を味わえました。またClubhouseでは音声のみのやり取りになるので、女性は化粧などを気にしないで済む分「Zoom」などを使ったオンライン飲み会よりも気軽に参加できるそうです。
今後Clubhouseがどのように発展していくのかはわかりませんが、個人的にはこれから先にAndroid向けのアプリが作られるくらいまでは右肩上がりで盛り上がり続けていくんじゃないかなあ、と思います。
興味のある方はまずはまわりで参加されている方を探し、招待状をおねだりしてみてはいかがでしょうか。