海外のウェブサイトやSNS利用状況を日本と比べてみました。

スマートフォンの普及に伴い、今やインターネットの利用率は中学生以上から40代では90%を超え、60,70代でもその割合は年々増えており、LINEをはじめとするソーシャルネットサービス(SNS)の利用状況も右肩上がりに上昇しています。

参考:総務省情報通信白書

これは日本に限った話ではなく、全世界的な傾向です。

そこで今回は、海外ではどのサイトがよく利用(閲覧)されているのか、どんなSNSが人気なのか、また国ごとの違いはあるのか?について調査してみました。

どんなウェブサイトが閲覧されているの?

こちらのツールを使って、国別のサイトランキングをチェックしてみました。(11月13日現在)

SimilarWeb(シミラーウェブ)

まずは日本です。検索エンジンであるグーグルとヤフーが1,2位を占めています。第4位にyoutube、第5位にはamazonがランクイン。

1 google.co.jp
2 yahoo.co.jp
3 google.com
4 youtube.com
5 amazon.co.jp

なお第6位はTwitterでした。ちなみに日本は世界的に見てもTwitterがよく利用されている国だとか。月間アクティブユーザー数を見ても、全体に占める日本の割合が大きいことが分かります。

Twitter(2017年10月時点)
全世界:3億3,000万人
日本:4,500万人

参考:https://investor.twitterinc.com/static-files/5e6b7746-7fc4-4f90-820e-6be45dbd635c
参考:https://twitter.com/TwitterJP/status/923671036758958080

一方、facebookの月間アクティブユーザー数がこちらです。比べてみると一目瞭然ですね。

facebook(2017年9月時点)
全世界:20億7000万人
日本:2,800万人

参考:https://ja.newsroom.fb.com/news/2017/11/third_quarter-results/
参考:https://gaiax-socialmedialab.jp/post-53856/

続いてアメリカです。こちらもグーグルが強いですが、第2位にはfacebookがランクイン。大手インターネット通販サイトであるアマゾンも入っています。日本とは違って、ヤフーは第5位です。

1 google.com
2 facebook.com
3 youtube.com
4 amazon.com
5 yahoo.com

ヨーロッパの国(ドイツ)も見てみましょう。こちらもグーグル、facebook、アマゾンが強く、ヤフーは見当たりません。

1 google.de
2 google.com
3 youtube.com
4 facebook.com
5 amazon.de

次にマレーシアではこのような結果となりました。他の4カ国にはない、金融サイトがランクイン。第4位に入ったのは、マレーシアで最大手の銀行『Maybank』のサイトです。インスタグラムも第5位とSNSが2つもランクインしています。

1 google.com
2 youtube.com
3 facebook.com
4 maybank2u.com.my
5 instagram.com

最後にロシアです。第1位はグーグルではありません。yandex.ru はロシア語圏で使われている検索エンジンです。

第2位のvkはSNSサービスで、facebookのロシア語版といったところでしょうか。第4位のmail.ruは電子メールサービス。自国のサービスの利用が多いことがうかがえます。

1 yandex.ru
2 vk.com
3 youtube.com
4 mail.ru
5 google.ru

SNSの利用状況はどうなっている?

次にSNSの利用状況についてチェックしていきましょう。こちらは、日本の調査会社「株式会社マクロミル」によるリサーチ結果です。

https://www.macromill.com/press/release/20170823.html

全世界的にfacebookの強さが際立つ結果となっています。

株式会社マクロミル調査資料から引用

まずは日本。LINEとYouTubeの利用率が高いですね。メールや電話よりもLINEを使ってコミュニケーションをとる人が増えている実感はありましたが、データでも実証されています。

1 LINE 75.7 %
2 YouTube 71 %
3 Facebook 45.3 %
4 Twitter 45 %
5 Instagram 27.7 %

しかも、LINEのユーザー数(月間アクティブユーザー数)は、なんと7,600万人!右肩上がりに利用者数が伸びていることがうかがえます。

参考:https://www.statista.com/statistics/560545/number-of-monthly-active-line-app-users-japan/

一方アメリカでは、facebookの利用率が85%を超えています。日本で断トツの1位だったLINEは見当たりません。Facebook Messengerを利用してメッセージのやり取り等のコミュニケーションをしていることがうかがえます。

1 Facebook 86.3 %
2 YouTube 75.3 %
3 Facebook Messenger 55.7 %
4 Instagram 52.7 %
5 Twitter 47.3 %

次にドイツですが、 WhatsApp(ワッツアップ)の利用率が第1位です。こちらもFacebook Messengerと同様、LINEと似た機能を持ったメッセージや音声通話ができるアプリです。

1 WhatsApp 80.3 %
2 Facebook 70.7 %
3 YouTube 64.3 %
4 Facebook Messenger 42.7 %
5 Instagram 25.7 %

そしてマレーシアでは、SNS利用率の高さが他国を圧倒しています。第3位までの利用率が80%超えと驚くべき結果です。多くの人が複数のSNSを使いこなしているのでしょう。

1 Facebook 94.7 %
2 WhatsApp 93.3 %
3 YouTube 84 %
4 Facebook Messsenger 54.7 %
5 Instagram 49 %

次にロシアですが、 第2位にサイトランキングでも1位だったVKがランクインしていますね。メッセンジャーアプリに加えSkypeの利用も多いですね。

1 YouTube 77.3 %
2 VKontakte(VK) 74 %
3 Facebook 63.7 %
4 WhatsApp 62 %
5 Skype 58 %

まとめ

いかがでしたか?

今回は世界のウェブサイト閲覧ランキングとSNSの利用率についてご紹介しました。

国内でのLINEの強さや海外でのFacebookのひとり勝ちが目を引きましたが、日本と世界で比較してみると、SNSひとつとっても違った特徴が見えてきて面白いですね。

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