少しマニアックな内容になりますが、今回はWEBサイトを運用する上で知っておいていただきたいことです。
設定を間違えるとWEBサイトが表示されなくなってしまうほど重要なネームサーバーの変更とドメイン移管についてです。
WEBサイトってどうやって表示されているのか?
ネームサーバーの話をする前に、まずWEBサイトはどうやって表示されているのか知っておく必要があります。
URLはご存知ですね。ここのWEBサイトなら、http://wepress.web-magazine.jp/です。
入力すればそのURLに紐づくWEBサイトを見ることができますよね。
URL内のドメインlandgarage.co.jpは、世界の何処かに構築されているサーバーを指し示し、その指し示した先の指定されたフォルダを表示させます。
ドメインが示す場所は?
世界のどこかに構築されているサーバーと書きましたが、正しくはそのサーバーの中に作られているディレクトリを示しています。
新しく作ったディレクトリを /○○○/とディレクトリ設定することで、WEBサイトを大きくしていくことができます。
ドメインの管理
さくらインターネットやエックスサーバーなどでサーバーを契約される方が多いと思いますが、サーバーと同じようにドメインを別の会社で取得することがあります。
多いのは、お名前.com でしょうか。
ドメインは、基本的にドメイン会社で管理してもらうことになります。
もちろん、契約しているサーバー会社で、レンタルサーバーと一緒に管理することもできます。
ドメイン移管
ドメイン移管は、今のドメイン会社から、次のドメイン会社へ変えること。ドメインの所有者、ネームサーバーの設定などの管理を別の会社へ変更することです。
ドメイン移管をするだけでは、WEBサイト自体には何か変化があるわけではありません。
移管の流れには、4つの工程があります。
STEP1 移管先のドメイン会社に、移管したいドメインを移管したいと申請します。
STEP2 移管先の会社から移管元の会社に連絡が行きます。
STEP3 移管元の会社から、ドメインの管理を新しい移管先に変更すると連絡が来ます。
STEP4 何もなければ移管が完了したと連絡が届きます。
ネームサーバーと設定
移管が終わったらネームサーバーを設定しましょう。
ネームサーバーの設定とは、ドメインが指し示す場所(サーバー)に関する設定です。
移管した直後は、まだ移管元のネームサーバーを指し示しています。
その設定を、新しい移管先のネームサーバーに変更する必要があります。
ネームサーバーを変更するということは、ドメインが指し示すサーバーを変更することになります。
ネームサーバーを変更すると、同じURLにアクセスをしても、実際にアクセスしている場所が変わってしまいますので、表示できるファイルが無ければ何も表示されることがなくエラーの画面が出ます。変更する前には、必ず表示するファイルを設置してください。
このネームサーバーの仕組みは、正確にはDNS(Domain Name System)と呼ばれる仕組みになります。
ネームサーバーを変更するケースとして多いのは、取引しているWEB制作会社を別の会社へ変更する時でしょう。
リモコンスイッチを押すようなわけには行きません。実際は専門の会社に依頼をしたほうが安全です。