半年ほど前に、Googleドキュメントの音声入力機能が便利なことや、Googleドライブを使って画像ファイルから文字データを抽出する機能が便利だということを紹介させていただきましたが、また便利な文字起こしツールが誕生したと私のまわりで話題になっていたので紹介したいと思います。
そのツールは『AIメーカー』というサイトで公開されているサービスで、音声ファイルや動画ファイル、YouTubeにアップロードされている動画を読み込ませるとAIが自動で文字起こしをしてくれるというものなのです。
利用するにはTwitterのアカウントが必要となりますが、1日1回、5分以内(または10MB以内)であれば無料で利用できます。YouTubeのURLを入れるだけで文字起こしをしてくれるというのは非常に革新的。早速実際に試してみることにしましょう。
今回はANNニュースが配信しているこちらの動画の文字起こしをしてみました。
まずはサイトにログインし、動画のURLを入力して「YouTubeから文字起こしをする」というボタンをクリックします。
すると、30秒もかからずに文字起こしされたテキストデータが表示されました。
富士山に秋の訪れを告げる風物詩です富士山の麓山梨県の富士吉田市では夏の登山の終わりと秋の黄葉シーズンの始まりを告げる吉田の火祭りが行われました江戸時代から400年以上にわたって続く伝統行事でこの祭りは鎮火祭とも呼ばれ富士山が噴火しないようにと願いが込められているということです登山道入り口の神社へと続く道沿いに並べられた高さおよそ3メートルの大大松屋家元に井桁憎まれた大祭りともされた日が待ち中を照らし185000人の観客達は幻想的な雰囲気に酔いしれていました
さすがに改行や句読点は自動で入らないので、読みにくく感じてしまうかもしれませんが、お時間のある方は1分未満の動画なのでぜひ動画を再生しながらテキストに目を通してみてください。最後の方に少し誤字がある程度で、ほぼ完璧に文字起こしされていることがわかると思います。
これなら改行や句読点を追加し、明らかに間違っている箇所を修正するだけでしっかりした文章に仕上げられそうなので、一から文字起こしをするよりは大幅に作業時間を短縮できるはずです。
今回は『AIメーカー』というサイトの文字起こし機能を使ってみて、その精度の高さを体感しましたが、このサイトに限らず音声認識や文字起こしの技術はきっとすごいスピードで進化し続けているのでしょう。次はどんな技術に驚かされることになるのか楽しみです。