4時間で開発された人生疑似体験ゲーム「80億分の1」がネットで大人気!
AIを使ったツールやアプリなどが驚くほどたくさん出回っていますが、同じようにゲームも簡単にAIを使って開発できるようになりました。
AIを駆使すればブログラム能力などがなくても、ちょっとしたひらめきをすぐにゲームにすることができるのです。
人生シミュレーションゲーム「80億分の1」が話題に
最近のSNSではそのようにして作られた簡単なゲームが話題になることが多いように感じます。
特に、2026年10月に入って発表された「80億分の1」というゲームはかなり多くの人が体験して感想などを投稿し、ものすごく話題となっていました。みなさんはご存知でしょうか。
人生シミュレーションゲーム「80億分の1」:https://1in8b.life/ja/

こちらは今生まれたばかりの赤ちゃんになって、別の人生を歩むことができるというシミュレーションゲーム。ブラウザ上でプレイでききて、会員登録なども不要。無料でプレイでき、多言語対応もできています。
……でも、他人の人生を歩むなんていうコンセプトのゲームなんて特段目新しい気もしませんし、すでに世の中にもごまんとありそう。
どうして今さらこのゲームが流行したのか……というと、プレイするのにハードルが低いのも大きいかと思いますが、”実際の統計に基づいたデータをベースにゲームが進んでいくというリアルさ”が面白いのだと思います。
実際の統計に基づきゲームが進んでいく
例えば、トップページから「生まれる」というボタンをクリックするとゲームがスタートするのですが、どの国の子どもとして生まれるかは完全に統計に基づいた確率で決められます。

統計的には実に6分の1の確率でインドに生まれるようです。すごい……。
一度プレイをしたことがありますが、せっかくですし説明がてらもう一度体験してみることにしましょう。

すると今回はイランの貧しい家庭の女の子として生まれました。イランに生まれる確率は0.89%とのこと。平均寿命は77.7歳で、1歳までになくなる確率は1.1%とのことでした。
※参照:イランに生まれた場合のデータ
https://1in8b.life/ja/c/irn
ということは、ゲームを始めても1歳になるまでに1.1%の確率でゲームオーバーとなってしまうのです。
そのように、すべてのイベントが統計に基づいた確率で進んでいきます。

ゲームを進めると次々に人生のイベントが起きていきます。この子は3歳のときにはじめてインターネットの動画を見たと出ていますが、イランのインターネット利用率は84%とのこと。運が悪いとインターネットを体験できずに人生が進んでいきます。

大きな選択があるときは自分でどうするかを決めていくことができます。すべて運だけで進むというわけではありません。決断をしたあと、また統計に基づいて人生が変わっていくのです。
ほかにも、今は成長する中で何を重視したいか選択したりもできますし、ゲームのスピードを調整したりもできます。細かい部分までかなり使いやすくできている印象です。

そしてこの子は22歳で結婚をするものの、借金地獄に陥るなど悲惨な状態も経験しますが、離婚と再婚を経て子どもにも恵まれ、きっと幸せな人生を送ることができました。


子どもの頃の夢はお医者さん、最後の仕事は美容師。
イラン・イスファハンの最も貧しい層の家庭に女の子として生まれた。
引退したあと、71歳のとき心筋梗塞などの虚血性心疾患で世を去った。
同じ年に生まれた子どものうち79%は、わたしより長く生きる。
このように結果をシェアしやすいのもいいのでしょう。
SNSでは変わった人生になった人が結果をシェアしていました。
ゲームの制作時間はわずか4時間……!
この「80億分の1」を開発したのは韓国のジン・フィウス氏。できるだけ現実のままに、実際のデータを使うという原則を決めて生成AIのClaudeを使用して開発を始めたところ、約4時間でテスト版のリンクを公開できるところまで完成できたのだそう……!
実際に公開されて話題になっているのが2026年10月のことですが、インタビュー記事によると開発に着手したのも同じ2026年10月とのこと。ものすごいスピード感でひとつのアイデアが形になり、爆発的に話題になっていることに驚かされます……!
じっくりプレイすると1時間程度かかるとされていますが、途中でゲームを中断することも、速度を上げて一気にプレイすることも可能。
ぜひ皆さんも一度体験してみてください。その際に「これは今月開発がスタートし、4時間で出来上がったゲームなんだ」ということを頭の片隅に置いておくと、ゲームの面白さと一緒に今の時代のすごさも感じられるはずです。
Webライター野島
ライター兼Webディレクター。ライティングは真面目な記事からくだけた記事まで、どんなジャンルでも読みやすさを第一に心がけて書いています。 最近はアレンジレシピ関連の仕事もひっそりとこなしているらしい。