ついこの間、出張でフィンランドへ行ってきました。飛行機の中でサンタクロースに会い行くという子供たちが多くいて驚きました。
フィンランドはサンタクロースの国。小さな街でも大きなクリスマスツリーをたくさん見かけました。雪景色でしたし、素敵なホワイトクリスマスムードを感じてきました。
さて、今回はスペインの冬休みについてお話ししたいと思います。
海外ではクリスマスを盛大に祝う習慣があるということはご存知だと思いますが、スペインでは、学校は1月6日まで約2週間お休みなんです。
まず、クリスマス前の22日あたりに学校はお休みになります。
24、25のイヴやクリスマスは親戚一同が集まって、食事をしたりみんなでプレゼント交換をしたり、テーブルゲームをしたりして家族でゆったりと過ごします。
31の大晦日は、年越しのカウントダウンで皆でブドウを食べます。
除夜の鐘が12回鳴るのに合わせて1粒ずつ口に入れ、12粒(12か月分)完食できたら良い年になると言われています。
ブドウが豊作だった1909年から”幸運のブドウ”として食べるようになったというのが起源だという説があります。
年末年始もずっと休みなのは子供たちです。大人は会社によって違うはずですが、クリスマスを休んだ後の年末は出勤すると思います。
大晦日と元旦はみんな休みますが、会社は2日から始動することが多いです。
そして日本ではあまり知られていないのが、1月6日の「東方三賢者の日」。こちらではLos Reyes Magos(ロス・レジェス・マゴス)と呼びます。
これはメルチョール、ガスパール、バルタサールと言う名の3人の王が、誕生したキリストへのプレゼントを持って旅をしたという新約聖書の話から来ています。
ですから、スペインの子どもたちは1月6日にプレゼントをもらう伝統があります。
クリスマスに次いでまたプレゼントをもらいます(笑)。
以前、スペイン人の甥っ子の小学生にお年玉を渡したら、とてもびっくり&喜んでいましたけどね。
一方で、私のスペイン人の友達の中には、プレゼントが続く習慣に疑問を持っていて、誕生日ですらプレゼントを渡さない人も案外いるんです。