キャッシュレス決済の「PayPay」には、買い物の決済のほかにも便利な利用法がいろいろあります。
今回は自宅にいながら公共料金や税金の支払いができる「PayPay請求書払い」についてご紹介します。
PayPay請求書払いとは?
PayPay請求書払いとは、PayPayのアプリ内から紙の請求書・納付書やオンライン請求書の支払いができるサービスです。
と聞いても何が便利なのかあまりピンと来ないかもしれませんが、割と多くの人にとって身近な話だと思います。
例えば、電気やガスなどの公共料金、自動車税や住民税などの各種税金、通信販売の代金など、自動引き落としの登録をしていない場合は自宅に封書でバーコード付きの請求書が届くことは少なくないですよね。
このような請求書を受け取ったら、これまではコンビニや銀行などに行って現金支払いしなくてはなりませんでした。
請求書を確認したらすぐ支払いを終えてしまうのが一番なのですが、次の外出までに時間が空くと、ついつい支払いを忘れてしまいがちなんですよね。
特に税金の支払いを忘れてしまうと、延滞金が加算される場合もあるため要注意です。
そこで便利なのが「PayPay請求書払い」。自宅にいながらこれらの支払い手続きができます。
PayPay請求書払いの使い方
それでは、実際にPayPay請求書払いの使い方を紹介します。
①PayPayアプリを起動し、メニューの中から「請求書払い」をタップします。
②請求書に印刷されているバーコードをスキャンします。
③支払金額が表示されたら、残高もしくはクレジット(後払い)から支払方法を選択し、「今すぐ支払う」をタップします。
④支払終了画面が表示されます。
PayPay請求書払いの便利な機能
PayPay請求書払いには以下の便利な機能もあります。
オンライン請求書
オンライン請求書とは、紙の請求書を読み取っての支払いではなく、PayPayアプリ内に通知が届いたらそのままオンラインで各種料金を支払えるサービスです。
支払先がオンライン請求書に対応している必要がありますが、一度登録しておけば、次の請求書が発行されるとPayPayに通知が届きます。
登録は請求書払いの支払い完了後に表示される「オンライン請求書に変更する」を選択し、氏名を入力して同意するだけ。請求書払いの支払い履歴からも登録できます。
支払期限が近づくと知らせてくれる機能も付いています。
支払い予約機能
支払い日を予約できる機能です。請求書の支払い画面で「支払い予約をして後で支払う」を選択し、カレンダーから支払い日を選ぶだけで利用できます。
PayPay請求書払いの注意点
PayPay請求書払いは便利ですが、注意点もいくつかあります。
領収書や証明書が発行されない
PayPay請求書払いではアプリ内に支払い履歴が残りますが、領収書や証明書は発行されません。紙の領収書や納税証明書が必要な場合は、注意してください。
税金の支払いにはPayPayマネーとクレジットしか使えない
税金の納付を行う場合、PayPayマネー(本人確認後のチャージ)での残高払いかクレジット払い(後払い)しか支払い方法を選択できません。
なお、本人確認をしていない状態でチャージされた残高は「PayPayマネーライト」となります。PayPayマネーライトは税金の納付には利用できません。
また、クレジットカードで残高にチャージした場合も同じくPayPayマネーライトになります。
ポイント還元の対象にはならない
2022年4月からPayPay請求書払いはポイント還元の対象から外れました。高額の支払いをしてもポイントが付くことはありません。
ただし、PayPayの支払回数や金額にはカウントされるので、ポイント付与率がアップする「PayPayステップ」の条件達成を目指している場合にはメリットがあります。
※一部画像はPayPay 請求書払いのページより引用
※本記事は2023年8月現在の内容となります