「インスタ映え」という言葉が今年の流行語大賞に選ばれましたし、今回はインスタ(Instagram)に関連する話を。
先日、ライターとして東京都内に新しくオープンするレストランのレセプションパーティーにお招きいただきました。新規オープンする飲食店のレセプションパーティーは、無料で美味しいご飯が振る舞われることが多く、本当に幸せな気分に浸れるので、お誘いを受けたらなるべく参加するようにしています。
この手のイベントは、PR会社がプレスリリースを配信し、メディアの人が内容に興味を持てば取材班を派遣し、「ネタになる」と思われてはじめて記事にしてもらえると言うパターンが多いです。
実際僕も招待を受けたメディアの人に誘われて今回のパーティーに参加したのですが、結局美味しいご飯を食べるだけ食べて記事化はしませんでした。(すみません…)
もちろんメディアにお金を払えばPR記事として確実に掲載をしてもらえるのですが、その費用は媒体の規模によって大きく異なるものの、ウン十万円はかかると思っていいでしょう。とても気軽に頼める金額ではないですよね。
そのため、レセプションパーティーにメディア関係者を招待し、掲載費を払わずに運良く記事化してもらえることを期待するというのも有効なPR手段のひとつなのでしょう。
ところが、この日は今までに参加してきたレセプションパーティーとは違う点がありました。
5~60人の参加者のうち半数が、明らかにメディアと関係のなさそうな若者だったのです。
その人たちはどうやらInstagramに写真を投稿してもらうために呼ばれたらしく、料理や店内の写真をスマホで撮影してはInstagramに投稿していました。
しかも、お店側も使用してほしいハッシュタグを資料として参加者に配布したり、「この場所で、こういった角度で撮影すれば綺麗に撮れます」という案内を店内のあらゆる箇所に貼っていたり、Instagramへの投稿を徹底的にサポートしていたのです。
レセプションパーティーが終わったあとにInstagramをチェックしてみると、店名のハッシュタグをつけた綺麗な写真がたくさん投稿され、かなり良さそうなお店に見えるようになっていました。
最近はInstagramを使って検索をする人が増えていると言いますが、もしこのお店のことを気にした人がInstagramで検索をしたら、お店に対して良い印象を抱き、来店に繋がりやすくなることは間違いないでしょう。
レセプションパーティーでここまでInstagramでの投稿を促していたのは初めての経験でしたが、きっと今はすごく効果的な使い方なのだろうなと感じました。
飲食店以外でもPRをにうまくInstagramを使えることはたくさんあるでしょうし、利用者が多い今だからこそ、有効利用できる手段を考えてみるといいかもしれませんね。