「米OpenAIは2024年12月9日(米国時間)、動画生成AI『Sora』の一般提供を開始」
というニュースを見ました。
普通なら「ふーん」で素通りするところですが、手が止まる。
「対話型AIチャットサービス『ChatGPT』のいずれかのサブスクリプションプランの契約者は追加料金なしでSoraを利用できる」
ChatGPTの有料プランを契約している人は、そのまま一機能として動画生成AIが使える。
新たに動画生成AIだけを契約しなくてもいい。
これはグッと動画生成AIが身近になるな、と感じたのです。
ためしに「Sora」を使ってみた
僕は$20/月の「ChatGPT Plus」を契約しているので、追加料金なしで使える。
480pから720pの画質で1カ月に最大50本までの動画を生成可能、とのこと。
じゃあ、やってみよう。
(1)プロンプト(指示テキスト)を用意する
テキストを入力すれば、動画を生成してくれるのが動画生成AI。
ChatGPTに動画生成のためのプロンプトを依頼します(せっかく連携してるので)。
「soraに動画を生成してもらいたい。
次の内容を英語プロンプトにしてください。
・木製の机の上
・折り紙でできた象がトコトコと歩いている」
↓
「On a wooden desk, an origami elephant made from textured paper is placed. The elephant walks gently as if it is alive. The paper texture is detailed, with visible folds and creases that give it a realistic handcrafted appearance. The desk has a subtle wood grain, and the lighting softly highlights the elephant’s movements and the texture of the paper.」
(2)動画生成AI「Sora」にアクセス
Sora
https://sora.com/
ChatGPT画面の左メニューにも、Soraボタンが付いています。
(3)プロンプトを入れて動画生成
画面下部にプロンプトを入れて、生成ボタンをクリック。
(4)完成
体感数十秒で、動画が生成されました。
OpenAIのsoraで動画生成してみました。
「木製の机の上で、折り紙の像がトコトコ歩いてる」#openai#SORA #openaisora#動画生成AI pic.twitter.com/g67yOBAeRx
— 映画工房カルフのように (@karufu) January 17, 2025
▼ほかにも動画生成AIがいっぱい!
動画生成AIといえば、Runwayがひと足先に世に出ました。
僕は有料プランを契約していますが、こちらも進化を続けています。
Gen-3 Alpha Text to Video is now available to everyone.
A new frontier for high-fidelity, fast and controllable video generation.
Try it now at https://t.co/ekldoIshdw pic.twitter.com/miNbHdK5hX
— Runway (@runwayml) July 1, 2024
Googleも負けじと(?)、AI動画生成モデル「Veo 2」を発表。
GoogleのVeo-2ヤバすぎる!!
ジョーカーが車で運転している動画なんだけど、たった一回のプロンプト入力と生成でこのクオリティ!
本当にAIだけで映画作れちゃうんじゃないの。。。 pic.twitter.com/uGHeYw7BSi
— みな@SNS×AI (@WedoAIFun) January 14, 2025
日本語対応の動画生成AI基盤モデル「AIdeaLab VideoJP」もオープンソースを公開。
日本初の日本語対応の動画生成AI基盤モデル「AIdeaLab VideoJP」を商用利用可能なライセンスで公開しました!
経済産業省とNEDOが推進するGENIACに採択されて、大規模なGPUリソースを使い、開発をさせていただきました。… pic.twitter.com/gWUm9BQOEF
— トミー (@tommy19970714) January 15, 2025
Mellis社の動画生成AI「Pika 2.0」。
Beyond Scene Ingredients, Pika 2.0 also includes upgrades to our text-to-video and image-to-video models, delivering higher visual quality, more dynamic motion, and better text alignment.
Try Pika 2.0 for free until December 22 at pika dot art.
Credit: @ilorelmaleh pic.twitter.com/zDfE2ByumR
— Pika (@pika_labs) December 20, 2024
・・・と、まだまだあるのですが、一旦ストップ。
たくさんあるため、比較動画もよく見かけます。
【FLUX1.1からAI動画比較】
FLUX1.1 [pro]を利用し画像を生成し、それらを、Gen-3、Kling AI 1.5、Hauluo MiniMax、Luma Dream Machineで比較。動画を見る限り、Kling AI 1.5がAI独特のスローモーション感が無く自然な動きをしている。
Creator:@HBCoop_#動画生成AIpic.twitter.com/ZH2KlH1RGv
— 田中義弘 | taziku CEO / AI × Creative (@taziku_co) October 8, 2024
Hailuoが今のところ最強かも知れない。
動画生成AIの完全比較:
• Pika 2.0
• Sora
• Gen-3
• Kling 1.6
• Luma
• Hailuopic.twitter.com/8ozjjvIzeQ— タクミ | AI&YouTube (@Takumi_ai_sns) January 13, 2025
デザインツールCanvaなど、動画生成AI機能は組み込まれていってますし、Adobe社も黙ってないでしょう。
群雄割拠は続きそうです。
▼まとめ
テキストを入力して動画を生成する。
これ、思い通りに行かなくてイライラする、という経験を多くの人がすることになるでしょう。
一方で、普通の森とか空とか、そういう映像はもうAIでいいんじゃないか、という意見も出るかも。
撮り損ねても、後からなんとかなる。
そんな時代が近づいているのかもしれません。