このまえ、パリ五輪のサッカー観戦でフランス西部の都市ナントへ行ってきました。
ナントは、環境対策のためにバスやトラム(路面電車)などの公共交通機関が週末には無料になります。日本ではあり得なさそうな施策ですよね。
でも、たぶんヨーロッパのいろいろな都市で独自の交通施策はあります。
私が住むバルセロナにもあります。
バルセロナの公共交通機関
カタルーニャ州のバルセロナには、メトロ(地下鉄)とバス、トラム、カタルーニャ鉄道、RENFE(レンフェ・スペイン国鉄)が走っています。
メトロだけでもバルセロナ市内を十分網羅していて、地図だとこんな感じです。
以前紹介したときより少し値上げしましたが、1ヶ月定期が21.35€(約3.500円)。バス、カタルーニャ鉄道、RENFEどれもゾーン1(バルセロナ市内)は全て乗り放題です。
市内なら大抵メトロかバスで行けてしまうので便利でお得です。
州内全域無料の特別チケット
さらにお得な情報があります。
なんと、RENFEがカタルーニャ州内全域無料になるという特別チケットがあるんです。
特別チケットの使用期間は4カ月(1~4月、5~8月、9~12月)ごとに区切られていて、ネットやアプリで事前登録の上、デポジットの10€を支払って購入。期間中に16回以上乗車するとデポジットが返金されるのです。
バルセロナ郊外に毎週通う仕事がある私にもとても便利です。
さらに、カタルーニャ州外まで行く場合用には「デポジット20€」という特別チケットもあり、使い方次第でかなりお得になりそうです。
試しにマドリードまでを記入してみた
試しにマドリードまでよく通うと仮定して、買う操作をやってみました。
首都マドリードまでは列車で3時間弱、車では6時間かかる距離です。
やはり20€と表示されました。
これなら1回だけ使ってデポジット代を支払うほうが普通に買うよりも断然お得になるのでは、なんてことを思いますが、実際に購入していないので定かではありません。