オンライン英会話をやってみたら、その仕組みに感心した

今年に入って始めたことの一つが、オンライン英会話。
おそるおそる始めたのですが、半年以上たった今、それなりに楽しめるようになりました。

始めてみて驚いたのはその仕組み。
僕が不安に思っていたことへの解決策は、すべて機能として用意されていたのです。

なぜオンライン英会話を学ぼうと思ったのか

もともと英語は好きで、高校時代からかなり熱を入れてきたものの一つです。
当時、どうやったら楽に成績が上がるかという研究ばかりしていました。

例えば『ターミネーター2』のセリフをせっせと覚えたりしました。
しかし、「人間がなぜ涙を流すのかがわかった」とか覚えても、受験に役立たないことに途中で気づきました。

『POPソング』の歌詞をせっせと覚えたりもしました。
しかし、「君と出会って僕の人生に色がついた」とか、そんな甘い台詞は僕には合わないことに途中で気づきました。

月日は流れ、社会人になってからは英語は遠のくばかり。

コロナ禍以降、Zoomなどのオンラインコミュニケーションが一般化したこともあり、オンラインで英会話を学ぶというのはどんなもんだろうかと気になったのです。
僕も、オンラインで講師をやる身。何か参考になるかも、という期待もありました。

どのオンライン英会話がいいのか

調べてみると、そこそこの数のサービスが見つかりました。
「オンライン英会話比較サイト」まである。

じっくり読んでみたものの、「どこも月額制で、価格は大きく変わらない」ということに気づきました。
だったら、もう、どれでもいいわけです。

解約や休会はすぐできるようなので、とりあえず目についたものを試してみればいいと考えました。
で、選んだのはDMM英会話です。

始める前に考えたこと

お試し気分なので、1ヶ月で解約するかもしれません。
まず、自分が不安に思っていることをリストアップしてみました。

・話題をどうしよう。何を話せばいいかわからない
・わからない単語が出たらどうしよう。その場で調べられるか
・聞き取れなかったらどうしよう
・担当?担任?の講師とそりが合わなかったらどうしよう
・フィリピンの先生が多いらしい。めちゃくちゃ英語がなまってたらどうしよう
・話が盛り上がらず、シラーっとしたらどうしよう
・自分が都合良いタイミングで予約できなかったらどうしよう

結論を先に書くと、これらはすべて解決されます。
仕組みとして。

オンライン英会話はこんな世界

(1)まずはDMMアカウントの登録から

ここは深く突っ込まないでいただきたいのですが、なぜか既に自分のアカウントが存在していて、なんとなく新しく登録し直しました。

プランは、一番下の「1日1レッスン」を選択。
英語圏の先生を選ぶには少し高いプランになるため、英語圏以外の先生から学ぶことになります。

(2)続いて1回目の予約

最初の予約は緊張しました。
「予約=講師の選択」です。

日付のほか、いくつかの検索設定ができます。
僕はいつも日付だけで絞り込み検索に進みます。

すると、ズラーっといろんな講師の顔が並ぶ。

ここで、僕の不安の種が一つ消えました。

「自分が都合良いタイミングで予約できなかったらどうしよう」なんて気にしなくてよかったのです。
いろんな国の講師がいるため、24時間、誰かしら予約ができそう。

そして次の画面で、僕の不安がさらに氷解していくのです。

講師とどんな話題をどうやりとりしたいか、事前に細かく指定ができます。

▼レッスン内容
・フリートーク
・オリジナル教材
・出版社教材

▼レッスン前の自己紹介
・お互いの自己紹介の時間を設けてほしい
・すぐにレッスンに入ってほしい

▼文法や発音が間違っていたとき
・積極的に指摘してほしい
・あまり指摘しなくても良い

「何を話せばいいかわからない」についても心配不要だったわけです。
話題はちゃーんと用意されていて、会話をどうスタートさせるかも選べる。

講師との距離感(ミスを指摘する・しない)まで設定可能。

(3)いざ、講師とご対面

予約した時間の少し前になったら、ログインして待機します。
これはZoomミーティングと同じですね。

そして、講師が登場しました。
フィリピン人の若い男性です。

『Hello』
うわあ、始まったぞ。

『何てお呼びしましょう』
シューでお願いします。

『自己紹介はシューさんから?それとも僕から?』
先にお願いします。

事前にセッティングしたことを講師も把握しているのがわかります。
雰囲気は、1対1のZoomのそれと全く同じ。

目線が微妙にあってないのもまた緊張感が薄れます。

そこから先は、選んだ題材を使って、講師に誘導されるがままあっという間に25分間のレッスンが終了しました。

『Bye Bye』と通話を閉じると、講師の評価とコメントを入れる画面が表示されます。
ここも評価社会だなと思いました。

で、記入が終わると、講師から僕へのメッセージが届いていました。

みんなにコピペを送ってるんじゃないかと思いましたが、つい先ほどのやりとりについて書かれていました。
そして、僕が詰まった単語や表現もリストアップされていました。

終了後、「これは面白いぞ」という静かな興奮とともに、翌日の予約をしたのでした。

やってみた感想:心配はいらない!

事前にあれこれ不安に思っていたことは、何も心配いらなかったことがわかりました。

◎話題は豊富に用意されてて好きなものを選べる

僕は「Daily News」が好みで、ここは日替わり(?)であらゆるジャンルの話題があります。
映画の興行収入歴代TOP5とか、iPhone14の値段についてとか、自分が興味あって話しやすそうな話題を選べばいい。

映画『ジュラシック・パーク』の話題になったときのこと。
僕「高校生のとき見に行きました」
講師「見たことないけど、私のお母さんが好きです」

講師との世代ギャップを感じたこともあり、これも面白いなと思いました。

◎受け身でも、前のめりでも学べる

話題にはそれぞれ、重要英単語がピックアップされ、その話題についてのディスカッションネタまで用意されています。
そのまま上から順番に読んだりしゃべったりしているうちに25分は過ぎていきます。

レッスンはかなりマニュアル化されていて、安心して身を任せればいい。
もちろん、話題について自由に話し合ったり、話がそれていったりしても問題なし。

話が続かずシラーっとする、なんてことはなかったのです。

◎話すスピード感やレベルも選べる

明らかにこちらに合わせて話してくれてるのがわかります。
講師たちは訓練されているようで、かなり大変な選抜テストを経てきているようでした。

そしてどのフィリピン人の講師も、英語がめちゃくちゃ流暢。
まあ、ある程度のフィリピンなまりみたいなものがある人もいるかもしれませんが、日本語ですらなまっている僕には、そんなのどーでもいいこと。

◎世界の日常に共通点が増えてきている

講師たちの自己紹介を聞くと、普段NetflixやAmazonプライムビデオを見ている。
スマホでYouTubeを見て、インスタを使ったりしている。

世界は狭くなっている、とつくづく思いました。

フィリピン人の講師以外にも、インドやナイジェリアの人とも話しました。
ジンバブエの先生とは、周りにAndroidとiPhoneのどちらが多いか、という話題で会話が弾みました。

◎気軽に学べるのがいい

30分前でも予約ができるので「ちょっと時間ができたから英会話でもやるか」が可能です。

レッスン時間「25分間」というのは絶妙な長さだと思います。
たいてい、「もうちょっと話したい」というところで終わります。

まとめ

僕が感心したのは、様々な機能や仕組みが「受け手のサポート」につながっていた点でした。
ただこれは、実際に使ってみたいことにはピンとこないことばかりでもあるでしょう。

オンライン=独学時代

そんな言葉が浮かびました。
僕はもともと独学派なので、今の状況はとても性に合っています。

そしてオンライン英会話でこれだけたくさんの講師がいると、「誰を・どんな基準で選ぶか」を考えるようになりました。
だから毎回、性別・世代・国を変えていろいろ試しています。
そうしないと選べない。

情報の量と幅はどんどん広がり、それを受け取る手段もどんどん便利になる。

ただその便利さとは裏腹に、情報の受け取り方・受け止め方という、受け手の役目役割も大きくなってきている気がするのです。

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