6月22日より参議院議員選挙が始まりました。街中の掲示板には選挙ポスターが貼られ、立候補者による街頭や選挙カーでの演説も一斉にスタートしています。
その中でも選挙カーでの演説は大音量で街中を走り回ることもありますが、ここに皆さんの個人情報漏洩のリスクが潜んでいることはお気づきでしょうか。
最近は自宅からリモート会議に参加したり、個人情報を明かさずにYouTubeなどでのライブ配信、SNSへの動画投稿をされている方が増えていますが、配信や録画をしているときに選挙カーが近所を走行すると演説の内容が入ってしまうことが想定されます。
その音声から候補者が判別できれば、その候補者が該当時刻にどこで演説していたかは割り出せてしまいますし、「〇〇にお住まいの皆さま〜」と地名を呼ぶことも多々あるため、その音声から大まかな自宅の位置が簡単にわかってしまうことがあるそうなのです。
この件について、自らも配信者として活動している大田区議会議員のおぎの稔氏もTwitterで注意喚起をおこない、注目を集めています。
本日から7月9日まで参議院議員選挙が行われます。特に注意なのが選挙カー。
vtuber、youtuber、リモート会議他、ご注意ください!音が入ったり、住所がバレたり
使用するにしても住民生活、時間帯、学校病院式場の近くなど配慮は欲しいですよね。7月10日が投票日。皆さん、こうした配慮も投票材料に! pic.twitter.com/b38CRXaKie— 大田区議会議員_おぎの稔_メタバース議員系Vtuber🏭🛫💉💉 (@ogino_otaku) June 22, 2022
選挙カーが演説可能な時間帯は午前8時から午後8時までと長く、Web会議などの場合は特にこの時間帯を避けて対応することは難しいでしょう。“身バレ”が心配な人はマイクの音量を小さくしたり、自宅以外の場所でWeb会議に参加するなどの注意が必要かもしれません。