「ポチる」とはAmazonや楽天市場などのECサイトで買い物をすることを表現したネットスラングです。
街に出かけなくてもクリックひとつで買い物ができる。そんなネットスラングが生まれるほどネットショッピングは便利で一般的なことになりました。
しかし、便利なものが生まれるとそこを狙って悪いことをする人もいるもの。
Amazonでいうと、サクラによる“ヤラセレビュー”で不当に評価が高い商品などが存在していて、評価が高いからと安心してポチッたら粗悪な商品をつかまされたという声もときどき聞こえてきます。
不当に評価を歪める“ヤラセレビュー”とは
Amazonのカスタマーレビュー機能は、販売者以外のユーザー(過去の購入者など)が、商品に第三者的視点で評価を与えるものです。商品や販売者の良し悪しを公平に表す機能として実装されました。
しかしながら、レビュー機能は悪意を持ったユーザーにより、公平性のない利用の仕方ができてしまいます。
たとえば商品の販売者が別のIDでAmazonにログインしてレビューを行うことで、評価を不当に高くすることができてしまうのです。※反対に評価を不当に下げることも可能
このように不当に評価をゆがめるレビューはよくヤラセレビューと呼ばれています。
ヤラセレビューはよく見ると日本語が変だったり、IDを追跡しても信頼できないなどといった特徴があるのですが、商品購入をするたびに、レビューのひとつひとつを検証するのは大変な手間です。
そこで、ぜひおすすめしたいのが今回の記事で紹介する「サクラチェッカー」。こちらを使えば簡単にヤラセレビューを見破ることができます。
サクラチェッカーとその利用方法
サクラチェッカーはWeb上で提供されているサービスなので、利用する前に何かをインストールしたりする必要はありません。インターネット接続環境にあればすぐに利用できます。
使い方も簡単で、以下の4ステップですぐに気になる商品のレビューがヤラセレビューかどうかを調べられます。
1.Amazonで気になる商品のページを開く
2.URLをコピー
3.サクラチェッカーにURLをペースト
4.「GO」ボタンをクリックすると、結果が表示されます。
こちらが結果画面です。こちらはサクラ度が99%と表示され、レビューを信用するのは危険と判断されました。
サクラチェッカーでは以下の項目から分析し、サクラ度を計算しています。
● 価格・製品
● ショップ情報・地域
● ショップレビュー
● レビュー分布
● レビュー日付
● レビュー&レビュアー
● 怪しい日本語のサクラレビュー
● ライバル社からの悪評(工作員レビュー)
評価の詳細を確認してみると、メーカーの平均サクラ度が高く、怪しい日本語サクラレビューの数や注意喚起を受けたレビューが見受けられることから低い評価を受けているとのことでした。
サクラチェッカーは個人で開発・運営されているそうなのですが、開発者もECサイトを利用する際にヤラセレビューに困っていたことが開発のきっかけとなったそうです。
あくまでも過去のデータに基づいた予測ではありますが、調べるのにはほとんど手間がかからず、リスクもない便利なツールです。もし怪しい商品に出会ったらぜひ試してみてください。