競合サイトのアクセス数を調べる事が出来る「Similarweb」が便利

Googleアナリティクスに代表されるアクセス解析ツールを使えば、自社サイトのPV数や流入キーワードなどのさまざまなデータを調べることができます。PV数を増やしてサイトを大きくしていくためには欠かせないツールですよね。

しかし、アクセス解析ツールを使って調べることができるのは当然ですが自社のサイトのデータのみ。できることなら競合他社のサイトがどのくらい閲覧されていて、どんなキーワードで流入があるのかも調べてみたいものです。

そんなときに便利なのが「Similarweb」というサイト。イスラエル製のツールなのですが日本語にも対応していて、一部サービスは無料で利用することができます。

使い方は非常に簡単で、ページ上部の検索窓に調べたいサイトのURLを入力するだけ。試しにスポーツ新聞の「日刊スポーツ」と「サンケイスポーツ」のウェブサイトを使って比較してみることにします。

まずは日刊スポーツ(https://www.nikkansports.com/)から調べてみると、6ヶ月間のアクセス推移、合計訪問数、平均滞在時間、訪問別PV数、直帰率などが表示されました。上部に表示されているランクは「Similarweb」内での順位とのことです。

ほかにも検索キーワードや国別のトラフィック、流入元サイトなど、さまざまなデータを閲覧することができます。

続いてサンケイスポーツ(https://www.sanspo.com/)のURLも入れてみると、2サイトを比較するグラフなども表示されました。

このように簡単に他社のサイトや気になるサイトのアクセスデータを閲覧できる「Similarweb」ですが、残念ながら数値自体は正確なものではないそう。世界中に存在するモニターの行動から算出した推測値がベースになっているためで、アクセス数が少ないサイトほど実際のデータとかけ離れていることも少なくないそうです。

数値は正確でなくても、相対差を調べられるから良い材料になる

ただし、自社サイトとの相対的な差を調べる分には十分参考になるようで、今回試したケースだと「日刊スポーツのPVはサンケイスポーツのPVの約3倍」というような解釈をすればいいでしょう。

有料プランで利用すればもっと詳細なデータを調べられますが、「ちょっと気になるから調べてみよう」という程度なら無料プランで十分です。

広告を出稿する前、ショッピングサイトにオンラインショップをオープンする前、ニュースサイトやブロガーにPR記事を依頼する前、といったときにも「Similarweb」で事前にリサーチしておけば「せっかくお金を出したのに反響がなかった」なんていうことは回避できるかもしれませんよ。

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