ウェブサイトのURLやメールアドレスなどに使用されるドメインの末尾には「co.jp」「.com」「.jp」などという文字が入っていますよね。
末尾の部分が「jp」となっているものは日本を意味し、「co.jp」となっているものは法人のサイトという意味であることは、きっと多くの方が理解しているのではないかと思います。
では、この「co.jp」ドメインですが、「co」の部分は何を意味するかわかりますでしょうか。
インターネットで検索してみると複数の説が出てきます。「commercial(企業)」の先頭2文字から取ったという説もあれば、「company(会社)」の2文字から取ったとする説もあるのです。いったいどちらが正しいのでしょうか。
「Yahoo! 知恵袋」にもこの件についての質問が寄せられ、アンサー欄では議論が起こっていました。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q116807061
いずれの説も正確な情報源を確認できなかったため、ドメインの登録管理を行っている日本レジストリサービス(JPRS)に問い合わせをしてみました。
co.jpの「co」には特に意味を定めていない!
問い合わせをしてみると、なんと「co」の意味は正式には定めていないという意外な回答が返ってきました。
ネットで見かけた「co=commercial」とする説も、「co=company」とする説も、どちらもネットでいつの間にか広まっただけであり、どちらも正解ではないのだそうです。
おそらく、あえて「co」の2文字に意味を持たせないことで、「commercial」と「company」のどちらにも捉えられるようにしているのではないでしょうか。
情報にソースがあるかどうかが重要
インターネットでは検索をすれば、情報が載っているページをたくさん見つけることができますが、逆に言えば誰かが推測で書いた記事が載ったページも同列に表示されてしまいます。インターネット検索で表示される情報がすべて正確とは限らないのです。
表示された情報が公式のものであるか、信頼できる情報かどうかなど、ソースの有無をしっかり確認しなければなりませんね。