外出先での食事。テイクアウトしてササッと済ませたい!のに、お店の前には行列が・・・。並ぶだけで疲れてしまうということはありませんか?イベントと行列はセットとして考えている人も多いかもしれません。
そのような状況の中、スマホによる事前注文、キャッシュレス決済の動きが一気に加速しそうです。
マクドナルドの取り組み
先日、「マクドナルド」がモバイルオーダーサービスを開始しました。
参考:http://www.mcdonalds.co.jp/shop/mobileorder/
事前にスマホのアプリで注文して決済を完了させることで、レジに並ぶ必要がなく、お店でスグに商品を受け取れるのです。
マクドナルドの場合は、店内で食べる場合も利用が可能で、カウンターで受け取るもしくは席番号をインプットして席までスタッフに届けてもらう、この2パターンを選択できるようです。
モバイルオーダーを導入することで、待ち時間の削減という顧客にとってのメリットはもちろんですが、お店側にもメリットがあります。レジ前での顧客対応に人手を割く必要がなくなるので少ない人数で現場を回せます。結果として、人件費の削減にもつながります。顧客と店側どちらにとっても「いい面」があるのですね。今後はもっと幅広く普及していくのではないのでしょうか。
イベント会場での取り組み
同様のサービスは、イベント開催時の飲食店の混雑を緩和するのにも役立っています。たとえば大勢の人が集まるスポーツ観戦の場です。
参考:https://sol.panasonic.biz/case/0319.html
こちらのHPによると、初めてモバイルによるオーダーシステムを導入したのは「楽天Koboスタジアム宮城」だそうです。楽天イーグルス公式アプリを使って、事前注文・決済をおこなえるようになっています。
また今年から導入に至ったJリーグのクラブもあります。
参考:https://jp.techcrunch.com/2019/02/21/showcase-gig-zweigen-kanazawa/
こちらの記事では、Jリーグクラブ「ツエーゲン金沢」のホームスタジアムにおいて、ゲーム開催日に立ち並ぶ屋台での支払に「事前注文・キャッシュレス決済」を導入することに決めたと書かれています。
これまでイベント時は「並んで買うもの」が通例で、現金支払いでかつ小銭を扱うためにあれこれ時間がかかり、1時間ほど待つこともあったのだそうです。今季は当システム導入で屋台での金銭のやり取りがスムーズになることで、行列をなくすだけでなく、さらなる売上のアップも期待されています。
店内で自分で注文・決済できるシステムも
スタジアムなどイベント開催時の屋台やテイクアウトだけではなく、店内でお客が自身のスマホを使ってオーダーする仕組みも開発されています。
参考:https://jp.techcrunch.com/2019/03/04/showcase-gig-selfu/
こちらの記事では、お客自らが注文して決済を済ませてくれるので、店舗スタッフによる「注文を受ける仕事」や「レジに立つ仕事」がなくなるメリット、注文ミスなど防止につながるメリットなどが書かれています。
英語と中国語にも対応予定ということなので、外国人観光客対策の欠かせないツールとなる可能性は高いのではないでしょうか。
現金払いが根付いている日本ですが、キャッシュレス化の波は少しずつ、確実に広がってきています。政府も2020年のオリンピックを見据えてキャッシュレス化を主導しています。近い将来、レジに並ぶ行列を見なくなる日がくるかもしれませんね。