いよいよ今年の残すところあとわずか。お子さんも冬休みに入りましたね。
クリスマスムードもそこそこに、本格的な学習に取り組んだ2学期の成績を見て様々な思いが湧いてきた方もいらっしゃるでしょう。
また普段より時間が取れる年末年始に、お子さんの学習に一肌脱ごう!と思った方。そんなあなたにぜひチェックしていただきたいサイトがあります。「自治体が提供している学習プリント」のウエブページです。
便利な各自治体作成の小中学生向けのドリル
本屋に出向けば、児童・生徒向けの学習教材は山ほどあります。ただ教科ごと単元ごとに細分化された問題集をすべてそろえようとなると大変な量ですし、コストも選ぶ時間もかかります。また選んだ問題集がお子さんにピッタリ合うかどうかもわかりませんよね。
そんな時こそ各自治体が作成しているドリルで試してみるのはいかがでしょうか。種類も豊富で市販品とも遜色ないレベルなのです。無料で利用でき、合わないなと思えばすぐやめることも可能です。
それではいくつかご紹介していきますね。
◇東京ベーシック・ドリル
国語・算数(数学)・理科・社会と英語のドリルがあります。ただし、理科と社会は小学校3,4年生のみで、英語は中学1年生向けです。PCやタブレット端末等を使って取り組むことも可能です。
◇ちばっ子チャレンジ100
小学生向けで、国語・算数・理科のドリルがあります。学年別のドリルのほか、すべての学年対象のチャレンジ問題などもあります。「全国学力・学習状況調査」に関連した問題もあります。
◇やまぐちっ子学習プリント
小学生の4教科(国語・算数・理科・社会)と中学生の5教科(国語・数学・理科・社会・英語)のドリルがあり、とても充実しています。難易度もステップ1から4まであります。
◇埼玉県「学力向上ワークシート
国語・算数(数学)・英語のドリルがあります。対象は小学校1年生から中学3年生までです。子供の取り組みを応援する、ワークシートの活用例や自己評価用のカードなども用意されています。
痒い所に手が届くように作られている!利用価値大。
家庭での学習を想定して作成され、かつ教育委員会が監修したドリルですから、無料で利用できるという点のほかにも様々な利点があります。
・学習指導要領に沿っている
・単元ごとに問題が仕分けされている
・学習進度や習熟度に合わせて取り組むことが可能
・精選されたポイントがまとまっており、解答・解説も丁寧
問題を選ぶ手間や印刷するコストはかかりますが、学年をさかのぼって苦手な単元だけをピックアップするなど、お子さんの理解度に合わせてオーダーメイドできるのもポイントです。
またこのようなドリルが作られた背景には、各自治体で実施されている「学力調査」や全国学力・学習状況調査などによって、児童や生徒がどういった点で学習につまずいているのか?が浮き彫りになったことが挙げられるでしょう。
ドリルの提供は。自治体による基礎的な学力の向上や子どもたちの学習習慣の定着を図るための策でもあるのです。これをうまく利用しない手はありません!
年末年始、お子さんとじっくり向き合ってみませんか?
日ごろは仕事でバタバタしている方も、年末年始は意外にお子さんとの時間を取れるのではないでしょうか。
お子さんが今、何を学習しているのか?どんなことにつまずいているのか?など、じっくり時間をとって考えるきっかけに、今回ご紹介した自治体のウエブページを活用してみてはいかがでしょうか?