SSDとはソリッドステートドライブ(Solid State Drive)のことで、ざっくり言ってしまうとハードディスクドライブ(HDD = Hard Disk Drive)と同様にパソコンなどのデータを記録する装置です。
USBのフラッシュメモリにもSSDが使用されています。
近年はノートパソコンにもHDDではなくSSDが搭載されているものが出始めました。
どちらも基本的には同じように使用することができるのですが、SSDとHDDにはそれぞれ長所と短所があり、ノートパソコンを使用する方はその違いをしっかり把握しておいたほうがいいでしょう。
SSDについてもっと知りたい方は下記をご覧ください。
目次
●他のサイトでの説明
初心者向けのわかりやすい解説です。
http://www.toha-search.com/pc/ssd.htm
実物の写真も掲載されている解説ページです。
https://www.pc-master.jp/jisaku/ssd.html
WikipediaではHDDとの比較が充実しています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ソリッドステートドライブ
●SSDとHDDの違い
■速度
HDDよりもSSDの方が高速です。データの転送速度やパソコンの起動時間などはSSDの方がスピーディーです。
■音の大きさ
HDDよりもSSDの方が静かです。HDDはディスクが動く音が聞こえますが、SSDは動作音がほとんどありません。
■容量
SSDよりもHDDの方が大容量です。SSDも徐々に容量の大きいものが開発されていますが、HDDを超えることはなさそうです。
■価格
HDDよりもSSDの方が高価です。2016年5月の時点ではHDDが1GBあたり10円以下だったのに対し、SSDは27円~70円程度だとされています。ただしSSDはどんどん価格が下がってきています。
■寿命
SSDのデータ保持期間は10年前後とされるのに対し、HDDは磁気記録そのものなら100年以上保持されるとされています。
■省スペース性
SSDは非常にスペース性に優れていますが、HDDはディスクが必要になるため相応なスペースが不可欠です。そのため薄手のノートパソコンはSSDのものが多くなっています。
■省電力性
HDDよりSSDの方が省電力です。HDDはディスクの回転に常時電力を使いますが、SSDはデータアクセス時に大電力が必要となるものの、それ以外に電力を消耗しません。
■データ復旧
長らくHDDが使われていたことからノウハウも蓄積されているため、データ復旧の技術はHDDの方が確立されています。
これらを総合すると、HDDは大容量で丈夫だけど大きくて遅くてうるさい、SSDは速くて静かだけど容量も小さく壊れたら復旧できない可能性があるという、まさに一長一短となっています。
外で使う機会が多いノートパソコンはSSDはのものを、あまり持ち歩かないノートパソコンならHDDのものを、というように目的に合わせて選ぶといいでしょう。
●復習クイズ
説明がわかりづらい、間違っているなど御指摘ありましたらお問い合わせよりご連絡いただけると幸いです。