Windowsでおなじみのマイクロソフト社の創業者であり、1994年から2006年まで13年連続で世界長者番付の1位だったビル・ゲイツ氏。パソコンやインターネットに疎い方でもきっと名前を耳にしたことくらいはあるでしょう。
そんなビル・ゲイツがなんと破産していたというニュースが先日インターネット上で注目を集めていました。
正直なところ個人的にはそこまで興味のない話題だったため、ニュースサイトに表示された記事のタイトルだけを読んで「やっぱりパソコン業界の移り変わりは早いんだなあ」なんて思っていたのですが、後日改めてその記事をちゃんと読んだらびっくり。破産したのはマイクロソフト社のビル・ゲイツ氏ではなく、日本で建築業を営んでいた「株式会社ビルゲイツ」とのことだったのです。
もちろん株式会社ビルゲイツはマイクロソフト社のビル・ゲイツ氏とは無関係。ニュースにすれば話題になり、配信したニュースサイトはページビュー数を稼げるため、“ネタ”としてニュースにしたのでしょう。よくこんな情報を探してくるなあと感心してしまいました。
それと同時に、インターネットをしていると調べようとしなくても様々なニュースや情報がどんどん頭に入ってきますが、見出しだけを読んで知った気になってしまうのは怖いことだなと思わされました。
スポーツ新聞に「○○電撃引退」というような衝撃的な見出しが書かれていると思ったら、手にとって見ると折り目を挟んで「か?」と書かれている「飛ばし記事」と同じ手口ですね。