消えるコンテンツ

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最近、Instagramに「ストーリー」という機能が追加されました。写真や動画をスライドショーのような形式で投稿でき、24時間経過すると自動的に削除されるという機能です。

私は、「えっ、削除されちゃうなら投稿する意味ないじゃん!」という感覚ですが、特に若い世代に受けている機能で、「今○○に来てるよ」というようなリアルタイムの報告をするのに活用しているようです。

自動で削除されるから、気楽に投稿できるというのが支持されている理由。
とりあえずストーリー機能でリアルタイムの投稿して、家に帰ってから写真をじっくり選定したり加工したりしてから、改めて通常の投稿をする人が多いというのです。きれいな写真のみを残していくために、機能を使い分けているのですね。

Instagramのストーリー機能以外にも、メッセージを開封すると10秒以内に消滅してしまう「スナップチャット」というアプリも流行しています。やはり記録が残らないので気楽に利用できることがこのアプリの特長なのですが、海外では企業がこのアプリを活用して限定感のあるキャンペーンを開催するなど、プロモーションにも活用され始めているのだとか。
今見ないと消えてしまうという制約があるからこそ、一気に注目を集めることができるというわけです。

記録に残しておけない投稿など意味はない、と思ってしまいがちですが、すぐ消えてしまうからこそ価値の出るコンテンツが生まれてくるとはまったく想像もつきませんでした。
インターネットの世界では、技術だけでなく価値観も目まぐるしく変化していきます。

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