ヒートマップ(heatmap)とは、データを可視化するために数字のデータの大小を色で視覚化する方法のことを指します。
天気予報で降水量を表現する地図や、人体などの温度を視覚化する「サーモグラフィ」などを想像するとわかりやすいのではないでしょうか。これらはいずれもヒートマップの一種です。
Webにおけるヒートマップとは、サイトの中で最もよく見られている部分や、クリックされているボタンなどを色で表現したデータのことをいいます。
これらはマウスの動きを追跡し、そのデータを解析することでヒートマップ化しています。
例えばこちらのイラストでは黄色・赤色になっている箇所はよく見られていて(クリックされていて)、青色になっている箇所はあまり見られていないということになります。
人間の目の動きとマウスの動きには80%以上の相関関係があると実証されているため、マウスの動きを解析すれば人間の目の動きを解析できる、という仕組みなのです。
ヒートマップについて詳しく知りたい方は以下をご覧ください。
目次
●他のサイトでの説明
ヒートマップとは? – アクセス解析ツールのユーザーインサイト(User Insight)
https://ui.userlocal.jp/functions/heatmap/
ヒートマップはアクセス解析を行っている業者がツールのひとつとして扱っていることが多いです。
そのため、それらの業者のサイトにはわかりやすく魅力的に思える解説が掲載されています。
ヒートマップとは? ヒートマップツールを最大限活用するための基礎知識 | ポップインサイト公式ブログ
https://popinsight.jp/blog/?p=2841
ヒートマップの活用方法をまとめたサイトも多いです。
●ヒートマップでわかること
ヒートマップを使うと、主に以下のようなことを調べることができます。
■よく閲覧されているコンテンツ
閲覧者がしっかりと目を通している箇所はマウスカーソルを移動させずに読むことが多いため、ヒートマップの色が赤くなっていきます。
逆に、読んでほしいエリアが青色になっている場合は、閲覧者が興味を持たない内容になっているか、まったく目立っていない可能性があります。
■サイトの閲覧をやめた位置
スマートフォン用のサイトは縦長に構成されるため、一番下まではなかなか読んでもらえません。ユーザーがどの位置まで閲覧しているのかもヒートマップを使えば一目瞭然です。
■クリックされた箇所・回数
例えばヘッダーとサイドカラムに同じメニューが用意されていた場合、ヒートマップを使えばどちらのメニューのほうが使われているのかを調べられます。
●復習クイズ
説明がわかりづらい、間違っているなど御指摘ありましたらお問い合わせよりご連絡いただけると幸いです。