「スパム(spam)」と聞くと、迷惑メールのことを思い浮かべる人もいれば、沖縄料理でおなじみのランチョンミートを思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。
もちろんこちらの記事はWeb用語集ですので、迷惑メールなどのスパムについての解説になりますが、実はスパムの語源はランチョンミートのSPAMそのものなのです。
1970年に放送されたイギリスのコメディ番組『空飛ぶモンティ・パイソン』のなかで、レストランに入った夫婦がウエイトレスから執拗に「スパム、スパム、スパム……」と連呼され、店内にいた人たちも影響を受けて「スパム」を連呼し始め、結局夫婦はスパムを注文してしまうという描写がありました。
繰り返しによる迷惑行為がこのシーンを思い浮かべさせるため、以来「スパム」と呼ばれるようになったとされています。
ランチョンミートのSPAMを生産しているアメリカのホーメル食品にとって当然迷惑極まりないネーミングになるため、ホーメル食品では「商品名は大文字で“SPAM”、迷惑行為については小文字で“spam”と表記してほしい」と呼びかけているそうです。
スパムについて詳しく知りたい方は以下をご覧ください。
目次
●他のサイトでの説明
スパムとは – Webマーケティング用語|ferret [フェレット]
https://ferret-plus.com/1044
用語のシンプルな解説ページです。
スパムってなんなの?最近のスパムと対処法(起源と動画つき)|ブルームプロモーション
https://www.bloom-promotion.jp/journal/web-knowledge/whats-spam.html
用語の解説から対処法まで。語源となったコントの動画も埋め込まれています。
バズワードとはどんな意味?バズるって何?IT業界における使い方や例を解説 | CHEWY
https://ja.wikipedia.org/wiki/スパム_(モンティ・パイソン)
語源となったコントについての解説がWikipediaにも掲載されています。
●スパムの定義
一般的には迷惑メールのことをスパムといいますが、他の迷惑行為についてもスパムと呼ぶものもあれば、スパムとは区別されるものもあります。
■大量に送りつける迷惑メール
スパムです。
■不快な内容のメール
語源的には大量に送りつける迷惑メールがスパムなのですが、現在では内容が不快なメールについてもスパムといいます。
■ブログのコメント欄や掲示板への迷惑投稿
記事や掲示板のテーマとは関係のない内容を投稿したり、ただURLを書き込むだけの投稿などもスパムと呼ばれます。
■検索順位を上げることを目的に作られたキーワードだらけのウェブページ
こちらもスパム行為と呼ばれます。
■SNSのアカウント乗っ取り
ログイン情報を盗んでアカウント主になりすまし、怪しいサイトへのURLが入った投稿やメッセージ送信を繰り返すこともスパム行為です。Facebookスパム、Twitterスパムなどと呼ばれます。
また、Twitterではハッシュタグの乱用もスパム行為とみなされ、アカウント使用停止になることもあるので注意が必要です。
■ホームページの改ざん行為
管理者に無断でウェブサイトを改ざんする行為は「ハッキング」「クラック」「サイバー攻撃(サイバーテロ)」などと呼ばれ、スパムとは区別されます。
●復習クイズ
説明がわかりづらい、間違っているなど御指摘ありましたらお問い合わせよりご連絡いただけると幸いです。