ワンページスクロール
ウェブサイトをスクロールすると、1画面ごとにブラウザの表示が切り替わるウェブサイトを見たことはありませんか?
この手法はワンページスクロールなどと呼ばれ、デザインやコンセプトを表現することにこだわったウェブサイトでよく採用されていた手法でしたが、ユーザーが自由にスクロールする権利を奪うという意味で「スクロールハイジャック」と呼ばれるようになりました。
演出としては面白い手法でしたが、ユーザーからの「見づらい」「操作しにくい」などの不満が増え、ワンページスクロールを採用していたウェブサイトの多くが最近になって通常のスクロールに戻しています。
スクロールハイジャック
ワンページスクロールの他にもユーザーのスクロールを阻害する手法があります。下記の例も「スクロールハイジャック」と言えるでしょう。
・スクロールを阻害するアニメーション効果
・スクロールバーの意図的な削除
・ブラウザ標準のスクロールバーの再設計、リデザイン
・横方向へのスクロール
「ウェブサイトは上から下へスクロールするもので、自分の意志で見たい箇所を見ることができる」のは多くのユーザーがウェブサイトで体験する、基本となる動作です。
これを逸脱するギミックや手法の採用は、慎重に検討するべきです。