ウェブサイトのデザイン制作で利用するAdobe Photoshopが先日メジャーアップデートされ、最新バージョンが「CC 2019」になりました。
このバージョンには「Adobe Sensei」という人工知能が搭載されており、単調で時間のかかる作業の高速化など生産性を向上させる機能が多数追加されています。
たとえば、「コンテンツに応じた塗りつぶし」という機能。
選択エリアを指定し「コンテンツに応じた塗りつぶし」を行うと塗りつぶしたい場所が周りの風景に合わせ違和感のないように塗りつぶされます。
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この他に被写体の場所を移動できる「コンテンツに応じた移動」や、水平の取れていない画像の足りない部分を保管する「コンテンツに応じた角度補正」などがあり、場面に応じて使い分ける必要があります。
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人工知能での処理だからといって油断は禁物
ウェブサイトにおいて写真はとっても大切な要素ですが、一方では「この写真が一番伝えたいことを表現しているのだが、不要な要素が多い」というようなことに私もよく遭遇します。
しかし、人工知能が処理をするからといってすべての写真が簡単に処理できるわけではありません。Adobe公式サイトではさも簡単にコンテンツに応じた画像処理ができるかのように紹介がされていますが、私としてはまだ人の手で調整をしないと不自然さが残る部分が多く見られるなという印象を持っています。ツールだけに頼ることのないよう気をつけなければなりません。