スマートフォンをWi-Fiに繋いでいないときにインターネットやデータ通信をすると、各携帯会社と契約している「月○GBまで」というモバイルデータ通信量を消費していきます。
上限を超えてしまうとデータ通信の速度が遅くなってしまったり、追加料金が発生したりすることが多いですし、みなさんも自分の上限が何GBまでかは把握されているのではないでしょうか。
何をするとデータ通信量を消費するのか調べてみた
モバイルデータ通信量は動画を視聴したり、サイズの大きいファイルをダウンロードするとたくさん消費するのは当然ですが、意外なアプリも大量に消費してそうなんですよね。
私はauと月20GBまでの契約をしていて、テザリングをしてパソコンで作業をすることが多いのもありますが、それを差し引いても毎月上限ギリギリまで消費してしまうのです。モバイル通信時の動画視聴を極力控えていても、ギリギリ。
これは一度詳しく調べてみたいなと思い、iPhoneの設定をいじって実際に9月のモバイルデータ通信量の詳細データを調査してみることにしました。
調査の仕方は簡単です。設定アプリから「モバイル通信」の項目を開いて下に少しスクロールすると、「モバイルデータ通信」という項目があります。こちらにこれまでの累計データ通信量が記録されているので、一番下までスクロールして「統計情報をリセット」します。
これで累積情報がリセットされました。
この設定を9月1日0時におこない、10月1日になった瞬間にデータを確認してみることにします。
位置情報を使うアプリがたくさん消費している?
そして先日、無事に1ヶ月間の内訳データを取得することができました。
こちらがその結果。9月は1ヶ月で17.7GBのデータを消費していました。
最も消費していたのはインターネットブラウザの「Safari」で2.8GBでしたが、ブラウザがたくさん消費するのは想定内。「インターネット共有」の1.8GBというのもほぼPCでのインターネットに使っているので、だいたい全体の4分の1くらいをインターネットに使っていたということになります。
続いて多かったのは「X(旧Twitter」。2.0GBも消費していました。「Instagram」の1.5GBも多いですね。これらは動画や画像を次々に読み込んでしまうので自然と大量のデータを消費してしまうのでしょう。
気になる方はアプリ側でデータセーブモード(動画が勝手に読み込まれなくなる、画像の画質を落とすなど)を設定するといいかもしれません。
「Google Maps」の1.6GBも予想外に多く、「テクテクライフ」「DQウォーク」という位置情報を利用するゲームアプリもかなりデータを消費していました。いずれもそんなに頻繁には使っていないはずなので驚きましたね。
モバイルデータ通信時になるべく開かないようにしていた「YouTube」「TikTok」の動画系アプリは500MB以下に抑えることができました。
でもそれは逆に、意識して使っていてもこれだけのデータ通信量を消費してしまったとも考えられるかもしれません。気にせず使ったらどれだけ膨大なデータを消費してしまうのかと考えると恐ろしい……。
メッセンジャーアプリの「LINE」は387MB。こちらもおそらくビデオ通話や音声通話を頻繁に使っていたら消費量は全然違うはず。通話自体は無料のLINEですが、それで安心してるとデータ通信量がかさんで結局お金がかかってしまうかもしれません。
使い方によって結果は全然変わる
もちろんスマートフォンの使い方は人それぞれ違いますし、別の人が同じ調査をしたらまたまったく異なる結果となるはず。私自身も毎月まったく同じように使うとは限りません。
それでも位置情報系アプリが使用頻度の割にはデータを消費するという点や、動画や画像をたくさん読み込むSNSやアプリはすぐデータを消費するという点に注意すると、データ通信量の節約につながるかと思います。
自分が何にデータ通信量を消費しているのかわかって面白かったので、気になる方はぜひ累積データをリセットして確認してみてください。