多すぎるマンガサイトの系統と使い分け方をご紹介

「マンガが嫌いで仕方ない」という人に会ったことがない気がします。世代にもよるのかもしれませんが、少なくとも私の周りでは非常に日常的なコンテンツとして、マンガは存在しています。

私はおじさんなので紙媒体と馴染んだ期間が長く、「電子書籍でマンガ?」という抵抗が一時期はあったのですが、スマホでマンガってどこでも読めてしまって便利なんですよね。今ではすっかり馴染んでしまい、マンガサイトでマンガを読むこともすっかり日常となってしまいました。

さて、そんなマンガサイトですが、気がつけばものすごい数のサイトがそこかしこに溢れかえっています。サイトやアプリの数が多すぎると、いざマンガを読んでみたいと思ったときにどのサービスを選べばいいのか少し困ってしまいますよね。

実はマンガサイトはいくつかの系統に分けることができ、利用の仕方にもちょっとしたコツがあるんです。今回はマンガサイトの系統と使い分け方法をお教えします。

 目次
  • 出版社系サイト
  • 電子書籍配信サイト
  • 個人・サークル運営型サイト
  • まとめ
  • 出版社系サイト

    マンガサイトのひとつの系統として、マンガ誌を出版している出版社が運営するサイトがあります。有名どころだと「少年ジャンプ+」「マガポケ」「サンデーうぇぶり」などがあります。

    特徴としては、出版社が直接運営しているため最新作品が公開されるまでのラグタイムが短いこと、取り扱われる作品がその出版社で限定されていること(当然ですが)、そしてプロが商業誌に載せるために描いたマンガなのでクオリティが高いことなどがあげられます。

    基本的には最新号や過去にマンガ雑誌に掲載された作品が掲載されますが、若手作家のオリジナルコンテンツ等も近年では充実してきています。また、過去の連載終了作品は一斉に無料公開されることもあるので要注目です。

    この系統のマンガサイトを見ていると、出版、マンガ業界がデジタル変革へ力を入れていることを感じます。マンガというコンテンツ、文化、およびIP(知的財産)の振興、保護も目的としているのではないでしょうか。

    電子書籍配信サイト

    マンガを配信することをビジネスとしているWebサイトです。主に「コミックシーモア」「Renta!」「ピッコマ」「めちゃコミック」などのサービスで、TVやYouTubeのCMでよく流れているのはこの系統が多いです。

    これらのサイトに掲載されているマンガは出版社から権利を買って配信しているため、出版社の垣根はなく、人気のある作品が取り揃えられています。

    逆にいえば年齢層を絞ったターゲット設定は出版社系サービスよりも少なく、最近はオリジナル作品を作っているところもあります。

    気を付けたいのはサイトの利用システムがさまざまなことです。サブスクリプション、ポイント制、買い切り制などサイトによってシステムが異なります。お子さまの利用時などは特に注意が必要かもしれません。

    コロナ禍でも成長著しい業界で、競争は非常に白熱しています。無料コンテンツも競うようにあるため、試しに利用してみるのもいいです。最初の数刊無料のパターンが多いような気がします。

    個人・サークル運営型サイト

    個人やサークルが運営しているホームページにマンガを掲載する形も多く見られます。

    有名作家が商業ベースではなく制作している日記的な作品や、雑誌打ち切り後のエピローグ、単行本未掲載作品などが掲載されていることもあり、ファンには目が離せないものとなっています。

    近年ではpixivやTwitterなどのSNSとあわせて利用されることが多く、そこからサイトにたどり着くこともあります。

    料金は無料のものが多いですが、noteなどを利用して有料で公開する形も出てきており、企業に依存せずにマンガを支えるプラットフォームとなるかもしれません。

    まとめ

    これらのほかにも、近年ではマンガをメインコンテンツとしていないWebサイトでマンガを目にすることが増えました。新聞や文字中心の雑誌にマンガのコーナーがあるように、文字コンテンツにとりつきやすくするリードの役割を果たしているのでしょう。

    無料でいろいろなサービスを体験してみて、インタフェースの使いやすさや利用システムにも注目し、自分に合ったマンガサイトを見つけてみてください。

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