マルちゃん正麺のPR漫画が炎上! その理由がわかりますか……?

漫画は日本を代表するコンテンツのひとつ。日本国内のみならず、世界中に日本の漫画のファンが存在しているほどです。そんな漫画を使ったPRは読了率が高く、マーケティングにも積極的に活用されています。

先日、東洋水産のインスタントラーメン「マルちゃん正麺」のTwitter公式アカウントが漫画を使ったプロモーションをおこなったところ、その内容が炎上して議論を巻き起こしています。まずはその漫画をご覧ください。

この漫画を読んで、どこが炎上に繋がったのかすぐにわかる人はきっと少ないのではないでしょうか。

漫画のタッチには癖が少なく、ほのぼのとした親子の様子を描写しているので攻撃的な内容や差別に繋がる表現は見受けられないですし、炎上しないように配慮された内容のようにも感じます。

ではどこが炎上に繋がったのかというと、それは最後の1コマ。昼間のうちに父親が作ったラーメンのゴミや食器が夜までそのまま放置されていて、ラーメンを食べていない母親が夜に帰ってきて食器を洗っているシーンに対してさまざまな批判の声が寄せられているのです。

寄せられていた主な批判コメント

・なんで食べたらすぐに洗わないのかな。自分が食べたんだよね。
・なんでラーメン食べてないお母さんが洗い物してるの? なんで洗い物シンクに置きっぱなしなの? マジでぽんこつじゃん・・・
・奥さんが夕方帰って来てから自分が食べてない昼食の後片付けをするという謎の場面ですべてが台無しになった漫画。
・日本男はぽんこつというPR漫画なんですねゴミも片付けず食器も夕方になるまで洗わず妻が帰ってくるまで放置、妻にやらせるぽんこつ夫さん
・妻が夕方帰ってくるまで自分が昼飯に食った食器洗わない男がナチュラルに描かれてる(それどころか逆に謎にイクメン感を匂わしてる)のがさすが男が家事育児をしない国ニッポンの漫画って感じだな

この作品にはもちろん好意的な声も多く寄せられていたのですが、マルちゃん正麺はTwitter上で謝罪をおこない、第2話の公開を見合わせることにしたそう。この対応を受けて「なぜ炎上したのかわからない」「少しの批判でも取り下げていたら萎縮社会になり、誰も何も発信できなくなってしまう」などという意見も上がり、11月14日にはTwitterのトレンドに「マルちゃん」が入るほどの反響がありました。

コンテンツ作り、炎上対応…。
考えさせられる一件です。

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