Googleが提供しているメールサービス「Gmail」の月間アクティブユーザーは2016年の時点で10億人を突破したそうです。無料のGoogleアカウントを作成するだけですぐに利用開始できますし、専用のメールソフトも必要なく、スマホからでも簡単に利用できるのでとても便利ですよね。
ところでメールを利用していると、他の人に見られたらまずい大切な情報を送る機会もあると思います。そんなときにGmailには「情報保護モード」という便利な機能があるのでご紹介いたします。
情報保護モードはテスト期間を経て2019年6月下旬から正式に実装された機能なので、まだまだ知らない人が多いかもしれません。使い方は簡単で、メール作成画面の下部にあるアイコンをクリックするだけで設定できます。
スマホ版では右上のメニューから設定できます。
情報保護モードでは何ができるのかというと、主に以下のような仕様でメールを送ることができます。
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・メールの有効期限を1日、1週間、1ヶ月、3ヶ月、5年のなかから設定できる
→有効期限が切れたメールは開けなくなる
・送信者側でいつでもメールへのアクセス権を取り消すこともできる
→送信ミスに気づいた瞬間にメールを読めなくできるため安心
・SMSパスコードを設定できる
→メールを開くためのパスコードを相手の携帯電話にSMSで送ることができる
・メールの転送をできなくする
・メールのコピーをできなくする
・メールの印刷をできなくする
・添付ファイルのダウンロードをできなくする
→情報の漏洩を(多少は)防ぐことができる
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これだけの機能があるのなら、大事な情報をそのまま送るよりは安心できそうですよね。
ただし、メールを開いた画面をカメラで撮影したり、スクリーンショットを撮ることは防げませんし、添付ファイルを保存できなかったりする機能は気をつけないと逆に不便になってしまうかもしれません。
そして送り先がGmailなら問題ありませんが、HTML形式のメールに対応していないメーラーで開くと文字化けを起こしてしまうこともあるようです。使う際にはこれらのことには気をつけましょう。