クラウドファンディングについて考えてみました

クラウドファンディングcrowdfundingは、crowd(群衆)とfunding(財源)でできた造語。雲を意味するcloudのクラウドサービスcloudserviceと混同しないようにしてください。
少々乱暴な言い方かもしれませんが、「インターネットを使ってお金を集める仕組みのこと」と説明しても大筋間違っていないと思います。
寄付や支援のイメージが強いかもしれませんが、モノやサービスを購入するだけの購入型(物販型)や、プロジェクトの利益からの配当と期待する投資型もあります。

以前同じテーマをこのサイトで取り上げていますが、改めてお付き合いください。

日本では2011年が契機の年

私自身はこれまで複数回”参加”したことがあるのですが、一番最初は2011年の東日本大震災への寄付を目的として友人が立ち上げたプロジェクトでした。
その時利用したのはイギリスのJustGivingの日本版。ジャストギビングはのちにジャパンギビングと改称されています。
クラウドファンディングは、震災支援が契機になって一気に認知が進んだ記憶があって調べて見ると、日本初のプラットフォームのReadyforや、CAMPFIREなどいくつかの大手サイトは2011年にスタートしていました。
その後確実に普及して、今は集金システムとしての市民権は得ているのではないでしょうか。
たとえば、
「サッカー クラウドファンディング」と検索すれば、被災地支援はもとより、地域のクラブを支援するもの、プロ選手になりたいという個人が寄付を募るものなどたくさん出てきます。

お金を集めるシステムという面とは別に、想いを結集するための仕組みとしての面が確かにあります。官、民を超えた大きなうねりの起爆となる可能性すらあるのです。

一方つい最近、アメリカからの犯罪のニュースでクラウドファンディングが取り上げられていました。善意のホームレスを支援しようと呼びかけた人物が、実はそのホームレスと結託していて集まった4500万円を着服したというのです。クラウドファンディングの負の一面を垣間見た事件でした。

ユニークなプラットホームサイトA-PORT

複数ある日本のプラットホームサイトの中からひとつご紹介しておきます。
「新聞社ならではの情報発信力・編集力・PR戦略のノウハウを活かして、あなたのプロジェクトをトータルプロデュースします」のキャッチコピーで朝日新聞社が運営しているのが、A-PORT。

朝日新聞が運営するクラウドファンディングサイトA-PORT

https://a-port.asahi.com/

読みものとして、情報源としてなかなか面白いサイトです。

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