先日、東京オリンピックのボランティア応募サイトの入力フォーム(https://tokyo2020.org/jp/special/volunteer/method/)が「あまりにも使いにくい」と話題になりました。
こういった「入力フォーム」において一番大事なのは、応募のハードルを下げて応募数を増やすことです。東京オリンピックのフォームは最初から全てのフォームを入力するのにかかる時間が30分もかかることが宣言されていることに加え、試しに入力を始めてみると、英語の入力画面からはじまるなど、非常に使いづらいことがわかります。今回は、こういった事態にならないための「EFO」という施策をご紹介します。
EFOとは
EFOとはEntry Form Optimizationの略で、入力フォームを最適化することで東京オリンピックのフォームのような「使いにくいフォームによって応募されない」ということを防ぐための施策です。入力フォームはショッピングサイトであれば購入、企業であれば問い合わせや資料請求、サービスサイトであれば会員登録にあたるもので、ウェブサイトの「目的」に直結する非常に重要な要素です。これを最適化するのは、すべてのウェブサイトにおいて最優先事項のひとつであるとも言えるでしょう。
面倒な入力フォームをユーザーに入力してもらうには
ユーザーにとって、入力フォームに記入して送信というのは非常に面倒な作業です。この作業のハードルを可能な限り下げるために、下記のような工夫をするのがEFOです。
・入力項目を可能な限り少なくする
・入力例を記載する
・入力必須項目には目立つ必須マークを置く。入力必須項目は最低限にする
・入力ステップが長くなってしまう場合には、今どこを入力して後どのくらいあるか見えるようにする
・住所は郵便番号を入力したら自動で入力される機能を使用する
・ページを閉じられそうになったらアラートを出す
・メールアドレス記入欄は確認用記入欄を設けず、ひとつにする
EFOでウェブサイトの目的を達成しよう
アクセス解析ツール「Web CUBE」によると、入力フォームにおいての平均離脱率は70%以上もあると言われています。
この離脱率を抑え、ユーザーをウェブサイトのゴールに導くためのEFO。是非活用してみてはいかがでしょうか。