「死ねって言われた」。
小学2年生の息子が、少し沈んだ顔でそう言いました。
「誰に?」と怒気を含めて聞くと、ロブロックスというゲームのチャットで言われた、と。
先日、朝日新聞でも特集記事があり、このゲームの“影”の側面が取り上げられていました。
ロブロックスというゲームの名前は前から知ってましたが、その中身については完全にスルー。
これを機に、親としても、ネットに関わる社会人としても、ちゃんと知っておきたいと考えました。

ロブロックスはユーザー制作ゲームのプラットフォーム
ロブロックスは、ユーザーがゲームをつくり、共有し、遊べるプラットフォーム。
世界中のクリエーターが作ったゲームが大量に並び、ログインすればすぐ遊べます。
うちの子に、ゲームを始めた理由を聞くと「みんなやってるから」。
13歳未満の利用者は4割を占めるとされています(2025.11.11 朝日新聞)。
どのゲームを操作しても、UIや操作方法が似ている。
だから、新しく操作方法を学んでいくというプロセスをすっ飛ばしていろいろと楽しめる。
子どもでもハマる理由が理解できます。

オンラインだから他のユーザーも存在する
ロブロックスはログインが必要。
多くのゲームは、他プレイヤーと一緒に遊びます。
冒頭の出来事は、アイテムを取り合うゲームで起きました。
息子が拾った瞬間、相手プレイヤーから心ない言葉が飛んできたそうです。
オンラインでは、相手の年齢も地域も分かりません。
知らない人と一緒に遊べる面白さがある一方、予期せぬコミュニケーションも起きる。
「チャットは返信しないでね」と伝えて以来、彼は無視を徹底しているようで、そこは少し安心しました。

ゲームの裏側のリスク
朝日新聞の記事では、長期間のメッセージのやり取りの末、同じくらいの年齢だと思ってた相手が大人だったと後から分かったケースも紹介されていました。
子供の性被害につながる事例も起こっていると。
もちろん、ロブロックス自体が危険というわけではありません。
ただ、子どもはゲームに夢中になりやすい。
小2の息子は、まだ、いつも親のそばでゲームをしている。
でも、これから一人で過ごすことが多くなると、その中身まで追えなくなる。

まとめ
今の子どもたちは、言葉が読めなくても、新しいゲームにスーッと自然になじんでいく。
その一方で、デジタル・ネイティブじゃない大人が見えない、裏側も広がっているのかも。
「ネットやゲームのリテラシー」は、子供だけでなく大人も意識しとかないとな、と感じています。


