2025年4月ごろから、首都圏や関西圏の都市部でスマホが突然圏外になり、不審なSMSが送られてくる被害が相次いでいます。
総務省や各キャリアも注意喚起を呼びかけるなど対策を取り始めていますが、2025年7月現在も被害は収まっていません。
この現象を引き起こしているのが「不法無線局の疑いのある無線機器」、いわゆる「偽基地局」と呼ばれるものです。
偽基地局によって正常な通信が妨害されている
そもそも基地局とは、スマホや携帯電話の電波を送受信する設備です。僕たちが普段スマホでインターネットを利用したり、誰かと電話したりする際は、必ず基地局を経由しています。
この基地局になりすましているのが「偽基地局」です。
偽基地局は正常な4G/5G通信を妨害し、スマホを圏外の状態にします。それと同時に、偽基地局から2Gの強い電波が発信されます。
圏外になったスマホは「繋がりやすい電波に接続しようとする」ため、偽基地局が発信している偽の2G通信に接続されてしまうのです。
偽基地局に接続されると、フィッシング詐欺サイトへ誘導されるSMSが届いたり、通話やメッセージの内容を盗聴されたりする可能性があります。
ユーザーができる偽基地局対策は?
偽基地局は2G通信を悪用しているため、2Gへ繋がらないように設定すれば被害を防げます。日本国内では2Gのサービスは終了しているため、海外へ行かない限りは2Gをオフにしても問題ありません。Androidスマホの場合、機種によっては2G通信をオフにできます。
「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIMとモバイルネットワーク」の順にタップしてください。

設定したいSIMをタップし、「2Gの許可」をオフにすればOKです。

ただし、2Gをオフにできるかどうかは機種によって異なります。また、日本で高いシェアを誇るiPhoneには、2G通信をオフにする設定がありません。
2G通信をオフにできない機種を使っている場合は、とにかく「不審なSMSを開かない」ことを心がけましょう。SMSによる本人認証などでURLを開く場合は、本当に自分が要求したSMSなのかを必ずチェックしてください。