- 目次
- 音声を聞いて、おもわずニヤけてしまいました。
- 調べたい資料を“音声でしゃべらせる”時代がきた
- NotebookLMを何に使う?
- “読み込んだ情報内”で話すAIと、その限界
- まとめ:自分の情報を、客観視できるチャンス
音声を聞いて、おもわずニヤけてしまいました。
Googleが提供する「NotebookLM」が、僕の原稿を元に、対談音声を生成したのです。
「読み上げ」とも「要約」とも違う、不思議で面白い機能についてご紹介します。
調べたい資料を“音声でしゃべらせる”時代がきた
NotebookLM
https://notebooklm.google.com/
NotebookLMは、論文などの情報の、要約や分析を目的としたツール。
Googleアカウントがあれば無料でも使えます。
これまで「研究者向きかな」と思っていましたが、新しく追加された機能がとても面白かったのです。
それが、資料を「会話形式の音声」に変換してくれる機能。
過去のメルマガ原稿をアップロードした後、「音声概要」をクリックするだけ。
すると、まるでラジオ番組のような会話が展開されました。
※サムネイルはYouTube用に後から追加しています。
女性の声はかなり自然ですが、男性の声はほんのり外国人タレント風の訛りを感じます。
それでも、これがワンクリックで生成されるのです。
NotebookLMを何に使う?
NotebookLMでは、他にも以下のような使い方が可能です:
・テキストやチャット形式で資料を要約
・情報をマインドマップ化して可視化
・URLだけでも読み込み可能
この最後の機能もすごいのでぜひやってみてください。
ただURLを入れるだけで、対談音声が生成できるんです。
映画制作ワークショップのURLを記入すると、こんな音声ができました。
“読み込んだ情報内”で話すAIと、その限界
NotebookLMのいいところは、「自分がアップロードした情報内」で生成してくれること。
以前、マイGPTについてこんな記事を書きました。
『マイGPT:僕の思考をコピーしたAIが、初心者の質問に答えてくれる世界』
→たとえば「女性の口説き方」とか聞けば答えてくれるけれど、僕はメルマガで一度も触れたことがない。
だから、出てきた答えがすべて僕の考えだと思われるのも困ります。
NotebookLMではその心配が不要です。
あくまで、アップロードした資料の中身だけで答えてくれるからです。
試しに「夫婦関係について教えてください」と質問すると、「夫婦関係に直接関係する内容は含まれていません。」と表示されました。
また、内容が薄い資料ではどうなるかも試してみました。
わずか5行程度の短文を対談音声化したところ、ややゆっくりしたやり取りになり(笑)、“引き伸ばしトーク”が目立つ感じになりました。
まとめ:自分の情報を、客観視できるチャンス
先日ポッドキャストを聞いていたら、ある番組で、聞き覚えのある今回の男女二人のAI声が流れてきました。
すでにこの機能の活用が始まっているんですね。
あるポッドキャスト専門家は、「現状ではパターンが単調で、伝える力には限界があるかも」とコメントしていました。
とはいえ、今後、音声のパターンやキャラクターも多様化していくのだろうと思います。
NotebookLM。
今回、ただ「資料を分析するだけ」ではないポテンシャルを感じました。
自社サイトのURLを読み込ませてAIに語らせてみると、
・第三者にどう見られているか?
・こちらの伝えたいように受け止められてるのか?
そんな視点から、点検できる。
「自社の情報を客観的に見直す」ためのツールとしても、アリではないでしょうか。