最近、razr 50 ultraという縦折り式の折りたたみスマホを購入しました。
日本では、まだ利用者が少ない折りたたみスマホですが、普通のスマホにはない魅力がたくさんあります。
今回は、実際に縦折りスマホを2年以上利用している僕が、縦折りスマホの魅力を紹介します。
折りたたみスマホは大きく2種類ある
折りたたみスマホには「横折り」と「縦折り」の2種類があります。
横折りスマホは閉じると通常のスマホとほぼ同じサイズで、開くとタブレットのような大画面になるのが特徴です。本を閉じるように横向きに折りたたむので、横折りと言われます。
一方、縦折りスマホは開いた状態だと通常のスマホに近いサイズですが、閉じるとほぼ半分のサイズになるのが特徴です。大画面で動画視聴やゲームを楽しみたい人には横折りスマホ、普通サイズのスマホをコンパクトに持ち運びたい人には縦折りスマホが向いています。
今回紹介するのは、小さく折りたためる縦折り式の折りたたみスマホです。
縦折りスマホはコンパクトに持ち運べる!
縦折りスマホ最大のメリットは、折りたたむと半分のサイズになることです。
開いた状態だと、見た目は普通のスマホとほとんど変わりません。

しかし、折りたたむことでほぼ半分のサイズになります。

片手でも軽々と持てますし、小さいポケットにもスッポリ入ります。
感覚的には、一昔前のガラケーのようですね。折りたたむのが思いのほか楽しく、意味もなくパカパカしてしまいます。
最近の縦折りスマホは背面のサブ画面が大型化しており、折りたたんだままでもアプリを操作したり、通知を確認したりできます。

画面が正方形に近い形のため慣れが必要ですが、片手でも楽に操作できるのは通常のスマホにはない魅力です。
スタンドなしで自立するので、動画視聴や自撮りも楽
縦折りスマホのメリットは、折りたためることだけではありません。開く角度をある程度自由に決められる(固定できる)のも、縦折りスマホの特徴です。たとえば90度くらいに固定すれば、スタンドなしでも動画視聴やビデオ通話を楽しめます。

自撮りも、三脚なしで簡単に撮影できます。

普通のスマホにはできない、縦折りスマホならではの使い方と言えるでしょう。
価格が高く故障しやすい点には注意
ユニークな特徴を持つ縦折りスマホですが、次のような注意点もあります。
・価格が高い
・通常のスマホより故障しやすい
・画面中央に折り目がついている
通常のスマホよりも製造にコストがかかるため、価格が高めです。安い機種でも10万円前後はします。
故障のリスクが高いのも懸念点です。画面を開閉するためのヒンジが壊れやすいため、落としたり異物が入ったりしないように気を配る必要があります。また、折りたたみスマホには画面を保護する専用フィルムが貼られていますが、使っているうちに剥がれてきます。専用フィルムを貼り換えるには郵送修理を頼むか、専門ショップに持ち込んで修理してもらわないといけません。
縦折りスマホを使うなら、大手キャリアまたはメーカーが提供している保証サービスに加入するのがおすすめです。
もう一つ、折りたたみスマホの悪い点として「画面中央に折り目がついている」ことも上げられますが、最近の機種は折り目があまり目立ちません。
僕が使っているrazr 50 ultraも、斜めから見るとほんのり折り目が見えます。

しかし、普通に使っていて気になることはほぼないので安心してください。
日本で販売されている縦折りスマホは大きく3種類
2025年現在、日本で販売されている縦折りスマホは大きく3種類あります。
・Galaxy Z Flipシリーズ
・motorola razrシリーズ
・nubia Flipシリーズ
「Galaxy Z Flip」は日本で初めて発売された縦折りスマホです。スペックが高いだけでなくサポート体制が充実しており、専用フィルムを交換できる店舗も多数あります。
今回僕が購入したのが、motorolaの縦折りスマホ「razr」です。レザー風に加工されたおしゃれなボディが特徴で、Z Flipよりもスペックが抑えられている代わりに価格も少し安くなっています。
さらに安く買えるのが、nubia Flipシリーズです。Z Flipとrazrはいずれも10万円以上しますが、最新モデル「nubia Flip2」は8万円くらいで買えます。
試しに縦折りスマホを使ってみたい人にピッタリですね。


