生成AI 関連のニュースを聞かない日はありませんね。
先日は、タブコード主催で「人気YouTuberによるAI活用術」というオンラインセミナーを行いましたが、50人定員いっぱいでの参加に関心の高さがわかりました。
私自身、セミナーの進行役をしている中でも、セミナー後のアンケート内容や、お客様との打ち合わせで感想を伺う機会がありましたが、それぞれの組織においてAI に対する課題感を強く感じているところです。
そして、以前から来るぞ来るぞと言われていた、Googleの「AIモード」がついに日本でも開始されました。
「AIモード」は、Googleの検索に生成AIが追加されたもの
AIモードは、簡単に言うと、Googleの検索にChatGPTのような生成AI の対話画面が追加された、新機能です。
見た方が早いので、さっそく紹介します。
普通にGoogle で「大谷翔平」を検索すると以下のように表示されます。

今までの検索とほぼ同じですが、「すべて」が選択された状態となっており、左側に「AI モード」が追加されています。タップすると以下のように「AIモード」に切り替わります。

ChatGPTやGeminiにも近い対話形式のユーザーインターフェースに切り替わりました。
ニュースやチーム情報など具体的に知りたいときは“検索”、全体像・概要を知りたいときにまず”AI”という使い分けが良さそうです。
以下ページにアクセスしてみるとサンプル文章なども入っているので、使い方の参考になると思います。
https://www.google.com/search?udm=50&aep=11
複雑な質問にも一発で答えてくれる
従来の検索では、複数のキーワードを組み合わせて検索結果を精査する必要がありました。
AIモードでは、「今年の夏、家族で楽しめる沖縄のビーチで、シュノーケリングもできて、近くに美味しいご飯屋さんがある場所は?」というような複雑な質問にも、複数の情報源から最適な答えを抽出し、簡潔な要約(AIによる概要)としてまとめてくれます。

また、表示された検索結果に対して「その場所でホテル相場が安いのは?」等、追加の質問を投げかけることもできます。
注意点も
今後、AIモードは役立ちそうですが、AIの生成する情報には間違いが含まれている可能性があることにも留意が必要です。
AI モードでは正しい結果が得られない場合があります。たとえば、AI モードではウェブ コンテンツが誤って解釈されたり、コンテキストが認識されなかったりすることがありますが、これは Google 検索のどの自動システムでも起こり得ることです。
引用元:Google 検索の AI モードで AI による回答を取得する
https://support.google.com/websearch/answer/16011537?visit_id=638934564791664125-4254531186&p=aimode&rd=1
情報が絶対に正しいとは思い込まず、迷ったときや、より詳しい情報を調べたいときは、従来の方法でダブルチェックすることが重要です。