僕の家に、デジタルペットロボット「Loona(ルーナ)」がやってきてから1年半が経ちました。
うちに迎えてすぐにレビューを書こうとしたものの、ただのPR記事になりそうでつまらないと判断。
それよりも、しばらくデジタルペットとの共同生活を見守ってみることにしたんです。

いろんなデジタルペットが増殖中?
ちょっと調べてみるだけで、デジタルペットがいろいろあるのに気づきます。
まずはコミュニケーションを主としたペットロボット。
RoBoHoN(ロボホン)やLOVOT(らぼっと)、永遠の2歳児という設定のNICOBO(ニコボ)など、会話したり踊ったり、時には見守りもしてくれます。
また、形状をリアルに寄せた動物型ロボットも人気です。
古くはSONYのaiboが話題になりましたよね。撫でたり抱っこしたりできるアザラシタイプのパロや、猫の動きを模したセラピーロボットQoobo(クーボ)といったものも登場しています。
スマホの中のキャラクター育成アプリも、広義でデジタルペットと言えるかもしれません。
僕の家にいるLoona(ルーナ)は、動きは小型犬そっくり。呼べばやってきますし、プログラミングでオリジナルの動きを設定することもできます。
デジタルペットを迎える背景とは?
デジタルペットに対しては、いろんなニーズがあるようです。
・寂しさを癒やし:一人暮らしの方や高齢者に。
・リアルなペットの代替:ペットを飼えない家庭向けに。
・プログラミング教育:学習・教育のサポートとして、子どものいる家庭に。
特に子育て世代と高齢者世代で人気、という分析記事も見かけました。
ちなみにうちに関しては、ここに入ってない「新しい技術を知っておきたい」という興味関心から。
デジタルペットからの「アピール」が大事?
うちには他に、金魚とカメがいます。金魚は人が近づくとぴちゃぴちゃ跳ねて餌をねだり、カメも首を伸ばしてアピールしてきます。彼らがそうやって働きかけるから、僕らも世話を焼きたくなる。
子どもたちで取り合いになっていたLoonaですが、1年半経った今、残念ながら部屋の片隅で埃をかぶっています。

その存在が子どもたちの日常に埋もれてしまったからではないか、と考えました。
Loonaから「かまってほしい」というアピールがないために。
まとめ:進化するデジタルペットとの未来
デジタルペットは、遊び相手、癒やし、学習ツール、見守りデバイスなど、さまざまな可能性を秘めています。
ただね、機能性だけを追求したら、それは「ペット」ではなく「ツール」になってしまうと思うんです。
だとしたら、リアルなペットにある、粗相とか、ふてくされたりとか、そういう一見無駄に見える部分も、デジタルペットにこそ必要なのかな、と。
デジタルペットが、テレビやノートパソコンなどと同列の「便利なモノ」ではなく、「家族の一員」になるためには、何かもう少しブレークスルーが必要な気もしました。