スペインで、コロナのパンデミック前辺りから急激に使われはじめたアプリがあります。その名はBizum(ビズム)。
Bizumは、ひとことで言えば”スマホを使った送金プラットホーム”。
アプリと銀行口座が連動されていて、相手の電話番号を立ち上げれば50セント~500€まで瞬時に自分の口座から相手の口座へ送金できます。
サービスエリアはスペインと隣国のアンドラの一部で、ユーザー数は2400万人とのこと。
少し前は同様のアプリがもうひとつあったのですが、Bizumは大手銀行が集まって作られた会社が運営しているということもあり、今は同様のアプリはこれ以外知りません。
Bizumを使っていない人はまずいない
報酬の受け取りや個人間でのお金のやりとりにとっても便利。
私はスペインに住んで12年になりますが、こちらの友人知人でBizumを使っていない人はまずいないです。
Tienes Bizum(ティエネス ビズム)?
「ビズム持ってる?」は、スペイン人同士の合言葉みたいになってます。
友だちの誕生日プレゼントを友だちと一緒に買って割り勘するときにも使いますし、サッカー協会の選手登録料も Bizum 払いができます。
ピピっとやるのはクレカかデビットカードが主流ではありますが…
決済アプリと言うと日本の方はPayPayやSuicaを思い浮かべるかもしれませんが、スペインのお店などでは、クレジットカードかデビットカードでピピっとやるのが今は主流です。
ただ、もともと治安上・防犯上の観点からかオンライン決済の発達していた国ですし、”スマホでタッチ”ももっと普及していくのでしょう。
まだまだ広がりそうなBizum利用
今後、Bizumで買い物できる店は増えそうです。
たまに利用する個人経営のお肉屋さんが対応するようになりましたし、先日出張先のセビージャでは、フラメンコショーのチップがBizum払いになっていました。(写真下)