私が、iPhoneだけを使って作り続けている短尺動画。自分に課した制限は次の通り。
・20秒程度で“いい感じ”の動画を作る。
・週に1本自社ブログで公開する。
・わざわざ撮影に行くのではなく、何かのついでにサクッと撮影する。
・iPhoneで撮影しモバイル版アプリiMovieで編集する。
モバイル版アプリiMovieで編集
さて、モバイル版iMovieでは次のことが行えます。
・カットのトリミング、入れ替え等
・再生スピードの調整
・音量の調整、音楽の追加
・テキストの追加
・色調を調整するフィルター
・トランジション(カットのつなぎ目)効果の追加
本格的な編集ソフトに比べると機能は限られていますが、基本的な編集機能は充分。感想をさきに言ってしまうと「カットのトリミングが優秀で、自由に並べることができる“使える編集ソフト”」です。
使い勝手の良いカットのトリミング、再生スピードの調整も満足
トリミングは最も優秀だと思う機能です。0.1秒区切りで長さを調整できます。本格編集ソフトなら1コマ(約0.03秒)区切りでカット調整できますが、スマホで編集するならこれで充分だと感じました。
再生スピードの調整は1/8倍速から2倍速まで10段階で行えます。
しかしスピードを調整した範囲をカットの一部にだけ適応したい、というような場合、指が太い方、老眼の方はとても難しい作業になります。私は幸いなことにまだ老眼ではありませんが、もっと指が細ければ!と何度も思いました。
本格編集ソフトなら1%ずつ1コマ区切りで詳細に設定することができますが、スマホ画面上の操作性を考えたらこれぐらいが限界という気がします。
音量、テキスト、色調、トランジションは映像編集のトッピングみたいなもの。
私が映像編集で重要だと思うのはカットの選択とその長さと並べ方の選択ですから、これらの編集機能にはあまり不満はありません。
たとえば先週紹介したマラソンの動画(下)は30カットですから平均1カット1.4秒ですが、実際には0.8秒から4.8秒のカットまでさまざま。時系列に並んでいるわけでもありません。